債券相場は前週末に米長期金利が上昇した流れを受け継ぎ、売り優勢の展開で始まった後、この日の定例の日銀国債買入れオペで中長期ゾーンのオファー額を減額したことがややサプライズとなり売り圧力が強まった。先週入札のあった30年国債利回りは2.03%と2011年8月以来の高水準を付け、また長期金利指標となる新発10年債利回りも昨年11月以来、およそ半年ぶりの水準(0.940%)に上昇、同月に付けたYCC後の最高水準0.970%に近付いた。
市場では次回6月の金融政策決定会合で本格的に買い入れオペの減額を表明し、7月会合で利上げに踏み切るとの見方もあるようだ。
【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、5-10年4250億円(500億円減額)、10-25年1500億円。
応札倍率は、1.88、2.26,2.91倍。


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