債券相場は下落。長期金利は0.245%と約1カ月半ぶりの水準に上昇した。前日に発表された米ISM非製造業景況指数が予想を上回り、この日の米長期金利が大幅上昇したことで国内債も売り先行で始まった。
その後、日銀は午前の通知で指し値オペに加えて定例の国債買いオペで5-10年ゾーンの買入れ額を予想外に増額、長期金利を上限0.25%以下に抑える姿勢を示したことで中長期債や先物は下げ幅を縮めた。
ただ、海外金利の先高観や24年ぶりの円安レベルの進行で、買い戻しの動きは限定的、特に超長期債の戻りは鈍く、また先物は9月限に対して12月限が相対的に安くなるスプレッドの拡大傾向が続いた。(最大84銭)
【メモ】
☆日銀定例買入オペ1年以下1500億円、1-3年4750億円、3-5年4750億円(事前通告通り)、5-10年5500億円(500億円増額)。応札倍率はそれぞれ3.01、3.11、1.66、1.95倍。
☆国債買入(固定利回り方式,365~367回) 落札金額0円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円。