債券相場は上昇。米長期金利が8日の時間外取引で一段と低下したことや、この日の流動性供給入札が順調な結果だったことで買いが優勢だった。
利回り水準が上昇していた超長期債にも買いが入ったほか、日銀が指し値オペを継続していることも相場の支えとなった。
先物市場では、9月限の取引最終日を12日に控え、12月限へのロールが活発化し限月間スプレッドは、最大90銭に拡大した。ここへきて当限チーペスト銘柄の品薄感と次限月に対する先安観による需給の偏りが出ているとの見方。なお、この日は、カレント債の日銀指値オペで225億円の落札があった。
【メモ】
☆流動性供給入札(364回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.016%、募入平均利回り較差-0.018%、応札倍率3.63倍(前回4.90倍)。
☆国債買入(固定利回り方式,365~367回) 落札金額225億円 / 国債買入(固定利回り方式,356回、357回) 落札金額0億円