JGBトレーディングフロア(2021年3月1日)

債券相場は上昇。先週末に米長期金利の上昇が一服したことで、朝方から買いが優勢だったが、買い一巡後は再び上値が重くなり、午後からは上げ幅を縮めた。明日に10年債入札を控えていることや、米長期金利の行方が不透明なこと、また日銀の政策点検での内容が依然見えてこないことなどからも、積極的な動きは限られ、今日のところは、もっぱら買戻しが中心の印象。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下1000億円、3-5年3700億円(金額据え置き)。応札倍率はそれぞれ4.05、3.20倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年2月26日)

債券相場は下落。長期金利指標となる新発10年債利回りは、2016年のマイナス金利政策導入後の最高水準(0.175%)を付けた。前日の米長期金利が急上昇し、国内債は大きく売りが先行して始まった。市場では、日銀が3月に発表する政策点検で長期金利の変動許容幅を拡大するとの観測がくすぶる中、足元での金利急上昇に当局がけん制するのではとの思惑も働き、売り一巡後は神経質な動きとなった。またこの日は、午後から日銀黒田総裁も衆議院財務金融委員会に出席し、その答弁にも注目が集まったが、市場に影響を及ぼす内容は語られなかった。

【メモ】
☆2年債入札(422回,CPN0.1%)落札結果
最低落札価格100円39銭5厘(-0.097%)、平均落札価格100円39銭9厘(-0.099%)、応札倍率4.27倍(前回4.97倍)。(事前予想中央値100円38銭)
☆日銀、3月の国債買い入れ予想は、変更なし。

3/1
<国内予定>
ZホールディングスとLINEが経営統合 / 日銀債券市場サーベイ / 自動車販売台数(2月)
<国内決算>
伊藤園 (2593)
<海外予定>
【米国】ニューヨーク連銀総裁講演 / アトランタ連銀総裁,クリーブランド連銀総裁,ミネアポリス連銀総裁がパネル討論会 / ISM製造業景況指数(2月) / 建設支出(1月)
【欧州】ベルリン国際映画祭(業界関係者向けにオンラインで上映、5日まで) / エネルギー会議CERAウィーク(オンライン形式) / ユーロ圏製造業PMI(2月) / 独CPI(2月)
【その他】中国財新製造業PMI(2月)
<海外決算>
ズーム・ビデオ / ノババックス

3/2
<国内予定>
10年利付国債入札 / 有効求人倍率 / 営業毎旬報告(2月28日現在)
<海外予定>
【米国】ブレイナードFRB理事,討論会参加 / サンフランシスコ連銀総裁講演 / 自動車販売(2月)
【欧州】ユーロ圏CPI(2月) / 独失業率(2月)
【その他】豪中銀,政策金利発表

3/3
<国内予定>
「スマートエネルギーWeek」開催(東京ビッグサイト) / 片岡日銀審議委員あいさつ,記者会見(群馬県金融経済懇談会,オンライン形式)
<海外予定>
【米国】フィラデルフィア連銀総裁討論会参加 / シカゴ連銀総裁講演 / 米地区連銀経済報告(ベージュブック)公表 / ADP雇用統計(2月) / ISM非製造業総合景況指数(2月)
【欧州】英財務相,予算案 / ユーロ圏総合・サービス業PMI(2月) / ユーロ圏PPI(1月)
【その他】中国財新サービス業・コンポジットPMI(2月) / ブラジルGDP(4Q) / 豪GDP(4Q)
<海外決算>
ビベンディ / プルデンシャル

3/4
<国内予定>
30年利付国債入札 / 消費者態度指数(2月)
<国内決算>
積水ハウス(1928)
<海外予定>
【米国】製造業受注 (1月) / 非農業部門労働生産性(4Q)
【欧州】ユーロ圏小売売上高(1月) / ユーロ圏失業率(1月) / 「OPECプラス」閣僚級会合(オンライン形式)
【その他】中国人民政治協商会議、開幕
<海外決算>ブロードコム / メルク

3/5
<国内予定>
日銀買いオペ(1-10年) / 国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀コール市場残高(2月)
<海外予定>
【米国】米雇用統計(2月) / 米貿易収支(1月) / 米消費者信用残高(1月)
【欧州】独製造業受注(1月)


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ウィークリーレポート(2021年2月26日)

2月第最終週の株式市場は、米国長期金利の上昇を嫌気し NYダウ▲1.78%、日経平均▲3.50%と反落となりました。木曜夜には一時1.60%まで急騰刺した米国c放棄金利の動向を受け、日本市場でも金利が上昇しており、2/26には長期金利が一時0.17%とYCCの上限0.20%に近づきましたが、2018/2/2のように予防的な臨時オペは出ませんでした。

JGBトレーディングフロア(2018年2月2日)
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=5619

週明けからは3月という事もあり、引き続き3/19の日銀政策決定会合に注目が集まります。2006年3月の量的緩和終了時にはその後約20%の株価の調整が訪れましたが、10か月後には高値を奪回しました。
今回はテーパリングではないと思われるので、20%下落=24800円での調整を考えるのは行き過ぎと思われます。ETFの減額があっても高値から10%安の27000円あたりではないかと思いますが、いずれにせよ、27000円で切り返すか24000円まで落ちてから切り返すかの違いで、再度高値を取る上昇トレンドには変更ありません。
足下の金利上昇が継続するならETFではなく債券市場での日銀の行動に注目が集まりそうです。日銀の反応次第(臨時オペ実施)では早期に切り返しもありえ、日経13週線28038円あたりが下値目途となりそうです。

台湾市場では海外投資家の売越金額が売買代金の27%と、昨年3月9日以来の極端な傾きとなっており、売られ過ぎのサインとなっています。


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