JGBトレーディングフロア(2020年3月12日)

債券相場は下落。新型コロナウイルス感染拡大による世界経済の先行き懸念から株価が大幅に下げる中、債券による益出しの売り圧力が強まったとの指摘が聞かれた。一方、この日実施の20年債入札を無難に通過したことで午後に買いが優勢になる場面があった。先物取引は、中心限月が6月限に移行し、ロングロールの動きが活発化、流動性の低下に加え、足元の先物相場の上昇で割高に買われていたこともあり、限月間スプレッドは、一時マイナス75銭まで拡大した。

【メモ】
☆20年債入札(171回債リオープン,CPN0.3%)入札結果
最低落札価格100円90銭(0.252%)、平均落札価格100円98銭(-0.248%)、応札倍率3.69倍(前回3.99倍)。(事前予想中央値100円80銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2020年3月11日)

債券相場は上昇。前日に先物が急落した反動や米長期金利が時間外取引で低下したことを受けて、買い圧力が掛かった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うトランプ米政権の経済対策の実現性を慎重に見極める姿勢も相場を支えた。ただ、明日に20年債入札を控えており、相場全体がまだ落ち着きどころを探る中で、上値は抑えられた。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下500憶円、5-10年3500憶円、物価連動債300憶円。(金額据え置き)。応札倍率は2.51倍、2.22倍、4.54倍。


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JGBトレーディングフロア(2020年3月10日)

債券相場は大幅安。先物中心限月の20年3月限は一時1円を超す下落となったほか、長期金利の指標となる新発10年国債利回りも約1カ月ぶり水準まで上昇した。米国の新型コロナウイルス対策への期待から米株式相場が反発し、国内株も上昇、為替も急激に円安・ドル高が進むなど東京市場はそれぞれ巻戻しの動きとなった。この日の5年債入札が不調(テール18銭)だったことも売り材料になったようだ。

【メモ】
☆5年債入札(142回債リオープン,CPN0.1%)入札結果
最低落札価格101円37銭(-0.184%)、平均落札価格101円55銭(-0.220%)、応札倍率2.73倍(前回4.49倍)。(事前予想中央値101円68銭)


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JGBトレーディングフロア(2020年3月9日)

債券相場は続伸。長期金利は一時マイナス0.20%と昨年10月以来の低水準を付けた。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大懸念からリスク回避の買いが先行した。その後、相場の高値警戒感や日銀の国債買いオペの結果を受けて上げ幅を縮小するも、夕方の夜間取引に入り、独米長期金利の大幅低下、国内株下落を受けて、先物は最高値を更新する155円88銭(16:32)を付けている。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4200憶円、3-5年3400憶円、10-25年1200憶円、25年超300憶円。(金額据え置き)。応札倍率は、2.08倍、3.39倍、4.50倍、2.37倍。
☆財務省、金融庁、日本銀行の幹部が緊急の会合開催
☆武内良樹財務官:急速に円高が進んでいる為替市場動向について「過度な変動は望ましくない」、「今まで以上に緊張感を持ってきっちりと市場の動きを見ていきたい」など。


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ウィークリーレポート(2020年3月6日)

3月第1週の日経平均は▲393円安と続落した一方、ダウ+455ドルと週ベースでは反発となりました。
木曜日に発表された投資部門別売買動向では、海外投資家が現物先物合計で1兆7796億円の大幅売り越し(2019年8月以来)でした。過去の例からは、海外投資家の1兆円を超す売り越しはその後数週間、買い越しに転じることはないですので、引き続き日本株に逆風となります。
前週半ばまでのチャートのパターンからは、ダウ28500ドル&日経22500円までの回復が考えられましたが、金曜日のダウの下落など引け味の悪さから続落の展開も念頭に置きたいです。
当期及び来期の予想PERから算出されるレンジは21875円~19192円となっており、このまま続落するパターンですと、19200円台までの下落の可能性もあります。

3/3にFOMCは臨時会合を開催し緊急利下げそ実施、政策金利を0.5%カットしました。
前年末の「予防的利下げ」により、当面利下げがないとないと踏んでいた投機筋は米国債先物のショートに回っており、2年債先物、5年債先物、10年債先物、30年債先物の投機筋建玉はすべて売りに傾いていました。特に30年債先物は新型コロナウィルスの問題が深刻化する前の1/21の週に、過去最大の45万枚のネットショートとなっていました。このため、突然のFRBの利下げに対して債券市場は強烈なショートカバーが発生し、かえってマーケットが混乱しているように思えます。

IMF、世界経済「より暗い」シナリオに移行-新型コロナが脅威
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-04/Q6OHDBDWX2PZ01

米国株が急反発、米ウイルス対策予算法案を好感
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-04/Q6OSDZDWRGG301

引き続き、新型コロナウィルスの影響に関するニュース、対策についてのニュースなどヘッドラインに反応して不安定な動きが予想されますが、反発のタイミングとしては米国長期債先物の踏み上げが終わり反落するかどうかに注目したいです。


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