JGBトレーディングフロア(2019年6月10日)

債券市場は、超長期債が上昇。先週末の米雇用統計が予想を下回るなどで、早期利下げ観測が強まり、独米債券が上昇。国内債もその流れを受けて買いが先行するも、昼の中期ゾーン対象の日銀買いオペがやや高めの応札倍率となり中期債は上値が抑えられた。一方で超長期債は、イールドハンティング的な動きが続き、買いが膨らんだ。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年3500憶円、3-5年4000憶円、物価連動債250憶円 (金額据置き)。応札倍率は、4.34倍、3.22倍、4.68倍。
☆日本銀行の黒田東彦総裁は、ブルームバーグインタビューで、必要ならさらに大規模な緩和を行うことができると述べるとともに、追加緩和に踏み切る際は副作用を減らすために最大限配慮する意向を明らかにした。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2019年6月7日)

突然発表された対メキシコ関税から大幅下落となった前週とは打って変わり、同国関税回避の期待からNYダウ+4.71%と大幅反発となりました。日経平均も+1.38%と反発しましたがユーロストック50+2.99%よりも上げ幅は鈍く、上値が重い印象です。

6/10予定の対メキシコ関税については、6/7金曜夜に行われた協議で先送り検討と報道されており、同日のNYダウは+263ドルとなっています(CME日経平均は21055円+135円)。

さらに、6/9(日)に開催されたG20財務相・中銀総裁会議(福岡)では、易綱(Yi Gang)中国人民銀行総裁との会談を行ったムニューチン米財務長官が、「率直で生産的な協議ができた」と前向きなツイートしており、週明けの相場にポジティブに働きそうです。

先物の手口情報では5月以降売り越しを継続していた米系証券が3日連続の買い越しに転じており、また裁定取引残高は売り残が高水準のままであり、6/14のメジャーSQまで買い戻しの流れになりやすいと思われます。

図A.関税引上げ前後の日米中の株価推移(関税引上げ日=100で基準化)


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JGBトレーディングフロア(2019年6月7日)

債券市場は、超長期債が買われた一方、中期債や先物はやや売りが先行した。全体的には横ばい圏内の動き。この日注目の日銀買いオペでは、今月のオペ方針で回数が4回から3回に減少した10-25年ゾーンのオファー額がイールドカーブのブルフラットをけん制する動き(減らしたオファー額に対しする調整を絞るなど)とはならず、その結果、市場に安心感が広がった格好。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、5-10年4800憶円、10-25年2000憶円、25年超400憶円 (10-25年ゾーン400憶増額*オファー回数が1回減るので月ベースで実質400億円の減額)。応札倍率は、2.77倍、2.29倍、3.30倍。

【来週のスケジュール】

6/10 日銀買いオペ(1-5年) / GDP(1-3月期改定値) / 国際収支(4月) / 景気ウォッチャー調査(5月)
【米】求人件数(4月) /【欧】英鉱工業生産(4月) /【中】貿易収支(5月)
6/11 流動性供給入札 / マネーストック(5月) / 工作機械受注(5月速報) / シャープ事業方針説明会
【米】PPI(5月) /米ゲーム見本市「E3」
6/12 安倍晋三首相,イラン訪問 / 国内企業物価指数(5月) / 機械受注(4月) /【米】CPI(5月) / 財政収支(5月)
【欧】ドラギECB総裁,講演 / 仏ルノー株主総会 /【中】中国CPI、PPI(5月)
6/13 30年債入札 / 法人企業景気予測調査(4-6月期) / トヨタ株主総会 / 第3次産業活動指数(4月)
【米】輸入物価指数(5月) /【欧】ユーロ圏財務相会合 / 独CPI(5月)
6/14 日銀国債買いオペ(5-10年)
【米】米小売売上高(5月) / 鉱工業生産(5月) / ミシガン大学消費者マインド指数(6月) /【欧】EU財務相理事会
6/15 G20エネルギー,環境に関する関係閣僚会合


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JGBトレーディングフロア(2019年6月6日)

債券相場は下落。前日までの急ピッチな上昇相場の反動が出た格好。上げの大きかった中期債が売られ、この日行われた超長期ゾーンを対象とした流動性供給入札にも影響が及び、やや低調な結果となった。ただプラス金利の超長期に対するニーズは強く、同ゾーンは押し目買いなどで前日とほぼ変わらずの水準で取引を終えた。

【メモ】
流動性供給入札(287回)落札結果(残存15.5年超~39年未満対象)
最大利回り格差+0.014%、平均利回り格差+0.008%、応札倍率2.01倍(前回4.87倍)


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JGBトレーディングフロア(2019年6月5日)

債券相場は大幅高。長期金利は2年10カ月ぶりの低水準を付けた。FRBのパウエル議長の発言を受けて米国の利下げ観測が強まり、日本銀行も円高圧力を抑えるために追加の金融緩和に動くとの観測から先物主導で買いが膨らんだ。新発10年債利回りは一時-0.130%と、2016年8月以来の低水準となった。先物も同7月以来の153円50銭台となり、最高値154円01銭も視野に入ってきた。

【メモ】6月日銀政策決定会合日時;6/19~6/20、米国FOMC;6/18~6/19


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