(17:30)
2月の公社債投資家別売買動向が発表された。月初より堅調な相場展開だったが、外国人の大幅買い越しと地方金融機関の売り越しはそれぞれ、日銀の金融緩和政策の正常化観測の後退による買戻しの動きと外債下落による益出し売りを裏付ける結果となったようだ。(図表の差引はマイナス表示が買い越し。売買高は短期債売買を除いたもの)
月別: 3月 2018
JGBトレーディングフロア(2018年3月19日)
(17:30)
債券市場は引き続き高値圏で推移したが、日銀オペ(残存1-5年、5-0年対象)で応札倍率が前回より上昇したため、午後に先物が下押す場面もあった。今週のFOMCでは利上げが予想され、その前の持ち高調整がオペに流れたと思われる。国内政治不安については、まだ先行きが見えないものの影響も限定的となっているが、株価の下落によって、債券の底堅さが増すのは従来通りか。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
ウィークリーレポート(2018年3月16日号)
3/16(金)のNYダウは+72ドル高となり、1週間で-1.54%の下落となりました。日本市場は逆に、+0.97%と小幅上昇、ユーロストックス50も+0.49%と上昇しているので、貿易関税の問題がNYダウのみへ影を落とした格好となりました。
投資部門別売買動向では、海外投資家は3/9までの一週間で現物と先物を合計で8339億円売り越しており、アベノミクス以来の買い越し額は2016年9月を下回る最低水準まで落ち込みました。
裁定売り残高は9073億円と過去最高を記録しています。金融危機にあった2002年を除けば、裁定売り残がピークを付けたあと、株価は上昇へ向かっています。
3/21にはFOMCとパウエル議長の初会見、3/23には米国暫定予算期限切れ(またも!)、国内では森友問題に揺れる国会と3/25には自民党党大会など警戒心が高まる状況が続きますが、長期的な目で見ると、株式市場は売られ過ぎの状態にありますので、買い目線を継続していきたいところです。
日付 | 裁定売り残高 | |
1998年9月 第1週 |
4616億円 | 同年10月に12787.90円の安値をつけ、2000年3月の高値20809.79円までの上昇相場入り。 |
2002年5月 第2週 |
3812億円 | 翌週12081.43円の高値を付けた後、翌年の2003年5月に当時のバブル後最安値である7603.76円をつけるまで下げ相場に。 |
2016年10月 第1週 |
7681億円 | 同年11月のトランプ大統領の当選を経て上昇相場入り |
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
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JGBトレーディングフロア(2018年3月16日)
(17:30)
【来週の予定】
3/19 | 日銀買いオペ(1-5,5-10年) |
3/20 | 流動性供給入札(5-15.5年) |
【米】FOMC(~/21) / G20財務相中央銀行総裁会議(ブエノスアイレス) | |
3/21 | 休日(春分の日) |
【米】 FOMC政策金利,議長会見 | |
3/22 | 日銀買いオペ(5-10年,10年超) |
【欧】EU首脳会議 / ユーロ圏PMI(3月) / BOE政策金利 | |
3/23 | 日銀買いオペ(1-5年) /全国CPI(2月) |
【米】暫定予算期限 / 耐久財受注 | |
3/25 | 自民党大会 |
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2018年3月15日)
(17:30)
20年債入札は好調な結果となった。超長期債の利回り水準がやや割高に位置し警戒する向きもあったが、年度末に向けた積み上げ需要や、来年度以降も日銀のイールドカーブコントロールが続くことによる楽観的な見方が勝ったようだ。日銀正副総裁人事は明日の国会で承認の見通し。