債券相場は長期債が上昇。米長期金利が住宅関連統計の低迷を受けて低下した流れを引き継いだ。一方、この日の40年国債入札が弱めの結果となり超長期債は売り優勢の展開。明日の日銀による定例の国債買入れオペで残存10-25年の減額が警戒され、相場の重しになったとの見方も聞かれた。
【メモ】
☆40年債入札(16回、CPN1.3%)落札結果
応募者利回り(募入最高利回り)1.810%、発行価格85円70銭、応札倍率2.21倍(前回2.95倍)。
(事前予想利回り1.800%)
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債券相場は長期債が上昇。米長期金利が住宅関連統計の低迷を受けて低下した流れを引き継いだ。一方、この日の40年国債入札が弱めの結果となり超長期債は売り優勢の展開。明日の日銀による定例の国債買入れオペで残存10-25年の減額が警戒され、相場の重しになったとの見方も聞かれた。
【メモ】
☆40年債入札(16回、CPN1.3%)落札結果
応募者利回り(募入最高利回り)1.810%、発行価格85円70銭、応札倍率2.21倍(前回2.95倍)。
(事前予想利回り1.800%)
債券相場は超長期債が下落。明日28日に40年債入札を控える中、22日の日銀の国債買入れオペで超長期ゾーンの減額が行われたことで、29日の定例オペに対する警戒感が売り圧力となったようだ。また米長期金利が時間外取引で4.5%まで上昇したことも相場の上値を重くした。一方、中長期債は小幅な動き。月末に向けたインデックス買いなど良好な需給関係への期待感が下支えとなっているとの見方。
【メモ】
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債券相場は下落。22日に日銀が買い入れオペでオファー額を減額したことで超長期債を中心に下落した流れが、この日も続いた。米長期金利が時間外取引で上昇したことも圧迫要因となった。ここもと短期間で相場上昇しただけに、巻き戻しの幅も下値の抵抗力も弱さから、大きくなった印象。この日の流動性供給入札結果は強めだったが、相場の反応は限定的だった。
【メモ】
☆流動性供給入札(393回、残存5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 0.033%、募入平均利回り較差0.031%、応札倍率4.38倍(前回3.58倍)。
債券相場は下落。長期金利が2カ月ぶり低水準を付け、相場の高値警戒感が出たことに加えて、日銀がこの日の定例の国債買入れオペで長期と超長期ゾーンのオファー額を減額したことで、売りが優勢の展開となった。足元での急ピッチな金利低下に日銀が対応したものと市場はとらえられており、長期金利の0.7%以下は買えないとの声も聞かれた。来週30日に公表される12月のオペ日程にも注目が集まりそう。
【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4500億円、5-10年5250億円(500億円減額)、25年750億円(250億円減額)。応札倍率は、2.57、3.00、1.86、2.39倍。
債券相場は大幅上昇した。この日行われた20年債入札が堅調な結果となったことや米長期金利が時間外取引で一段と低下したことで買い圧力が強まった。
長期金利は約2カ月ぶりの水準まで低下 (0.690%)、日銀の植田総裁が「マイナス金利政策を解除する上で、年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」との発言報道(9/11)をきっかけに大きく下げる前の水準まで回復した。米金利の低下基調やドル円相場の円高の流れが日銀政策変更観測を弱めているとの見方。
先物の限月交代が意識される中、12月限は中心限月に移行後の高値を付ける形となっており、買戻し圧力もしばらく続くかもしれないとの声も聞かれた。
【メモ】
☆20年債入札(186回,CPN1.5%)落札結果 最低落札価格101円05銭(1.432%)、平均落札価格101円19銭(1.423%)、応札倍率3.54倍(前回2.97倍) (事前予想価格101円00銭)