JGBトレーディングフロア(2025年7月3日)

債券は超長期債中心に下落。前日の英国で財政拡大懸念から金利が急騰し、米長期金利も上昇した流れを引き継いだ。また、この日30年債入札で最低落札価格が事前予想を下回る弱めの結果となったことも下げにつながった。応札倍率は前回から上昇するも、発行額が減った分が反映されたもので超長期債の安定的な消化に安心感を持てるような結果ではないとの見方。
ただ、英国で財政拡張懸念から長期金利が大きく上昇した直後というタイミングの悪さもあり、超長期債に比べて中長期債の下げが相対的に小さい点を踏まえれば、やや行き過ぎの感もあるとの声も聞かれた。そのほか、この日は日銀政策委員のうち、タカ派と目されている高田審議委員の講演内容に注目が集まったが、日銀総裁はじめほかの委員の発言を踏襲しており影響は限定的だった。

【メモ】
☆30年債入札(87回、CPN2.8%)落札結果
最低落札価格99円55銭(2.817%)、平均落札価格99円86銭(2.808%)、応札倍率3.58倍(前回2.92倍)、(事前予想価格99円75銭)

☆日銀高田審議委員挨拶要旨「わが国の経済・物価情勢と金融政策」(三重県金融経済懇談会)
https://www.boj.or.jp/about/press/koen_2025/data/ko250703a1.pdf


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年7月2日)

債券相場は中長期債が下落。米長期金利が時間外取引で小幅上昇したことが重しとなった。日米交渉が難航していることによるリスク回避の買いは一巡したとの見方もあった。明日の30年債入札は、発行額が減額されて初めての入札で、期待を込めて無難に消化されると見るが、明日公示となる参院選での与党大敗の可能性も決してゼロではなく、その後の財政拡大圧力を警戒する投資家もいるだろうとの声も聞かれた。この日の定例の日銀国債買い入れオペでは、残存期間10年超25年以下の応札倍率は前回から上昇し需給の緩みを示唆した。

【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1000億円、1-3年3250億円、3-5年3250億円10-25年1350億円。応札倍率は、それぞれ4.18、2.60、1.98、3.60倍


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JGBトレーディングフロア(2025年7月1日)

債券相場は上昇。朝方発表された6月の日銀短観で大企業製造業の景況感が予想を上回ったことで全般安く始まるも、この日行われた10年債入札が好調な結果となり、午後から買いが優勢となった。またトランプ大統領が新たに米国産コメの輸入に不満を示すなど依然日米関税交渉の出口が見えないことも、日銀の利上げ期待を下げることから優位に働いたようだ。

【メモ】
☆10年債入札(379回、CPN1.5%)落札結果
最低落札価格100円47銭(1.446%)、平均落札価格100円50銭(1.442%)、応札倍率3.51倍(前回3.66倍)、(事前予想価格100円40銭)


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JGBトレーディングフロア(2025年6月30日)

債券相場は超長期債を中心に下落。米長期金利の上昇に加え、明日の10年入札を皮切りにその後も入札が続くことへの目先の需給懸念から売りが優勢だった。特に3日の30年債入札は、財務省の発行減額が行われるが、参院選が近づき財政拡張への懸念も根強く、警戒感が強まっているようだ。一方で先物は午後、急速に下げ幅を縮小した。朝方からリスクオンで買われていた株が上げ幅を縮小したことを受けて下げ幅を縮小したとの見方。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年6月27日)

債券相場は下落。米国と中国が関税休戦の署名や上乗せ関税の一時停止措置の延長観測によるリスクオンの流れで売られた。朝方発表された6月の東京都区部消費者物価指数で生鮮食品を除くコアが市場予想(3.3%上昇)を下回る前年比3.1%上昇と、伸びが縮小したことで取引開始直後の先物がやや強含んだが、続かなかった。
ただトランプ関税交渉の行方が不透明な中で米国の利下げ期待も根強く、国内インフレ期待の低下となれば円債も売りにくい状況になるとの見方もあるようだ。

【メモ】
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