JGBトレーディングフロア(2023年11月22日)

債券相場は下落。長期金利が2カ月ぶり低水準を付け、相場の高値警戒感が出たことに加えて、日銀がこの日の定例の国債買入れオペで長期と超長期ゾーンのオファー額を減額したことで、売りが優勢の展開となった。足元での急ピッチな金利低下に日銀が対応したものと市場はとらえられており、長期金利の0.7%以下は買えないとの声も聞かれた。来週30日に公表される12月のオペ日程にも注目が集まりそう。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4500億円、5-10年5250億円(500億円減額)、25年750億円(250億円減額)。応札倍率は、2.57、3.00、1.86、2.39倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年11月21日)

債券相場は大幅上昇した。この日行われた20年債入札が堅調な結果となったことや米長期金利が時間外取引で一段と低下したことで買い圧力が強まった。
長期金利は約2カ月ぶりの水準まで低下 (0.690%)、日銀の植田総裁が「マイナス金利政策を解除する上で、年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」との発言報道(9/11)をきっかけに大きく下げる前の水準まで回復した。米金利の低下基調やドル円相場の円高の流れが日銀政策変更観測を弱めているとの見方。
先物の限月交代が意識される中、12月限は中心限月に移行後の高値を付ける形となっており、買戻し圧力もしばらく続くかもしれないとの声も聞かれた。

【メモ】
☆20年債入札(186回,CPN1.5%)落札結果 最低落札価格101円05銭(1.432%)、平均落札価格101円19銭(1.423%)、応札倍率3.54倍(前回2.97倍) (事前予想価格101円00銭)


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JGBトレーディングフロア(2023年11月20日)

債券相場は上昇。先物の限月交代や12月の国債大量償還に伴う潜在的な買い需要が意識され始め、ドル円相場も10月以来の円高水準に振れていることから買いが優勢の展開となった。ただ明日の20年債入札対する警戒感が、前回入札が不調だったこともあり依然強く、上値を抑える形となった。足元での金利低下ピッチが速く、高値警戒感があるものの、投資家は買い遅れ気味で底堅い動きが続くとの見方。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2023年11月17日)

債券相場は大幅上昇。長期金利は約2カ月ぶりの低水準0.715%を付けた。米長期金利が弱めの経済指標で低下したことに加えて、日銀植田総裁が国会答弁で金融緩和策の継続姿勢を強調したことも買い戻しの動きを強めたようだ。ただ午後に入って先物が146円台に達したところで買いが一巡、来週の20年債入札を意識したポジション調整で上げ幅をやや縮めた。

【メモ】
日銀植田総裁答弁ポイント(衆院財務金融委員会、引用:Bloomberg)
・輸入物価上昇というマイナス効果がある一方、インバウンド消費を含む輸出増やグローバル企業を中心とした企業収益に好影響を及ぼす面もあり、一概に円安が経済にマイナスと言い切ることもできない。
・実質賃金下落の大きな要因はインフレ進行によるものであり、輸入物価上昇に円安が効いているのは事実としたが、インバウンドに関連した中小企業も含めて、円安が企業収益や雇用を引き上げ、雇用者所得に好影響を与える可能性もある。足元の実質所得低下のほとんどが円安の影響ということではない。
・食料品や日用品の値上げによる低所得者層を中心とした家計負担への理解を示すも、円安の功罪を説明することで為替相場に直接働き掛けるような金融政策運営を行わない方針。
・YCCの枠組みの下で、粘り強く金融緩和を継続することで経済活動を支え、賃金が上昇しやすい環境を整えていく。
・賃金と物価の好循環が強まっていくかどうかに関する不確実性が大きく、現時点では物価安定目標の持続的・安定的な実現を十分な確度をもって見通せる状況には、なお至っていない。
・(日銀の金融緩和継続と政府の総合経済対策との整合性)両者の間で物価情勢に対する基本的な見方や目指している方向性は一致していると認識している。


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JGBトレーディングフロア(2023年11月16日)

債券相場は中・長期債や先物が小幅高。前日の米長期金利上昇を受けて売りが先行したが、この日の中期ゾーン対象の流動性供給入札を無難に通過したことで買い安心感が広がった。
一方、超長期債は来週の20年国債入札への警戒感から上値を抑えられた。日銀政策修正観測が残る一方で、欧米の利上げサイクルは最終局面との見方が強まり、国内金利に対する先高観やや後退したことから、長期金利の0.8%以上では投資家の一定の買い需要が見られ、底堅い動きは続くとの見方。

【メモ】
☆流動性供給入札(393回、残存1年超5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.010%、募入平均利回り較差-0.013%、応札倍率3.81倍(前回3.48倍)。


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