債券相場は下落。日銀が公表した1月の金融政策決定会合での「主な意見」では、タカ派的な発言が目立つ内容だったことから早期の政策修正観測が一段と高まった。朝方の公表直後に先物中心に売りが進んだが、その後の追加的な材料がなく売り一巡後は、今晩のFOMC結果を控えていることや月末の買い需要にも支えられ、下げ幅を縮めた。ただ明日の10年国債入札を前に再び安値をうかがう可能性も警戒しているようだ。
【メモ】
☆金融政策決定会合における主な意見(2024 年 1 月 22、23 日開催分)
日銀関連
債券相場は下落。日銀が公表した1月の金融政策決定会合での「主な意見」では、タカ派的な発言が目立つ内容だったことから早期の政策修正観測が一段と高まった。朝方の公表直後に先物中心に売りが進んだが、その後の追加的な材料がなく売り一巡後は、今晩のFOMC結果を控えていることや月末の買い需要にも支えられ、下げ幅を縮めた。ただ明日の10年国債入札を前に再び安値をうかがう可能性も警戒しているようだ。
【メモ】
☆金融政策決定会合における主な意見(2024 年 1 月 22、23 日開催分)
債券相場は上昇。海外金利が低下したことに加えて、国内で行われた2年国債入札を波乱なく終えて買い安心感が広がった。月末のインデックス調整や年金のリバランスなど需給面での支えもあるようだが、一方で日銀による金融政策正常化が強く意識され、どちらかというと上値が重い印象だった。米国金利も明日のFOMC次第でどちらにも触れる可能性があり、先物もCTA系などは、小刻みな売買が中心のようだ。
【メモ】
☆2年債入札(457回、CPN0.1%)落札結果
最低落札価格100円03銭5厘(0.082%)、平均落札価格100円04銭9厘(0.075%)、
応札倍率3.74倍(前回3.34倍)、(事前予想価格100円04銭5厘)。
☆日銀2月買いオペ方針は1月水準を維持
債券相場は下落。日銀の早期政策修正に対する警戒感が燻る中、明日の2年債入札を前にやや売りが優勢だった。投資家は売買に慎重になっているようで、基本は押し目待ちのスタンスとの声も聞かれた。1/30~31の米国FOMCを控えて様子見姿勢が強まったことも影響したようだ。午前の売り圧力から、この日の日銀買入れオペの応札倍率もやや高めとなったが、その後、下値を売る動きも限定的だった。
【メモ】
☆日銀買入オペ3-5年4250億円、5-10年4750億円、25年超750億円、物価連動債600億円。
応札倍率は、2.73、2.76、3.22、4.60倍。
債券相場は上昇。朝方発表された1月の東京都区部CPIの下振れを受けて日銀による政策修正観測が和らぎ、買いが優勢となった。1月の東京都区部の生鮮食品を除くコアCPIは前年同月比1.6%上昇と、1年8カ月ぶりに日銀が掲げる物価目標の2%を下回った。また25日のECB理事会がハト派的だったことも上昇の支援材料となった。
【メモ】
1月の東京都区部CPI総合 前年同月比+1.6%(前月+2.4%、事前予想+2.0%)、コアCPI 前年同月比+1.6% (前月+2.1%、事前予想+1.9%)
債券相場は下落。日銀がマイナス金利政策を早期に解除するとの見方が強まる中、この日の40年国債の入札結果が低調となり売り圧力が掛かった。ただ、その後は水準的な割安感から一定の需要も見られたようで、40年債もセカンダリーで落札利回りを下回るなど、取引終盤にかけて持ち直しの動きが見られた。今晩のECB理事会や米国GDPを控えて、買戻しの動きもあったようだ。また明日の1月の都区部CPIの発表で物価上昇圧力の鈍化が強まれば、金融政策正常化観測を受けた金利の先高基調もいったん収まるのではとの声も聞かれた。
【メモ】
☆40年債入札(16回、CPN1.3%、ダッチ方式)
応募者利回り 1.925%、発行価格82円87銭、応札倍率2.15倍(前回2.21倍)。
(事前予想利回り1.920%)