債券相場は小幅高。米国の長期金利低下に加え、国内の30年国債入札を波乱なく終えて安心感が出た。ただ日銀の金融正常化観測が燻る中、市場の関心は明日の内田副総裁の講演と会見に向いており、タカ派的な発言を警戒して上値は重かった。
【メモ】
☆30年債入札(81回、CPN1.6%リオープン)落札結果
最低落札価格96円10銭(.800%)、平均落札価格96円27銭(1.791%)、
応札倍率3.18倍(前回3.00倍)、(事前予想価格96円10銭)
日銀関連
債券相場は小幅高。米国の長期金利低下に加え、国内の30年国債入札を波乱なく終えて安心感が出た。ただ日銀の金融正常化観測が燻る中、市場の関心は明日の内田副総裁の講演と会見に向いており、タカ派的な発言を警戒して上値は重かった。
【メモ】
☆30年債入札(81回、CPN1.6%リオープン)落札結果
最低落札価格96円10銭(.800%)、平均落札価格96円27銭(1.791%)、
応札倍率3.18倍(前回3.00倍)、(事前予想価格96円10銭)
債券相場は先物が小幅高。米長期金利が前日に続き大幅上昇したことで売りが先行した後、下値では押し目買いが入り買い優勢に転じた。年度末に向けて節目では一定の買い需要が見られるようで、日銀の早期マイナス金利解除に対する警戒感がさらに高まらない中では積極的な売り手も限られることから好需給に支えられた形。先週入札のあった新発10年債最高落札利回りの0.75%近辺や明日入札のある30年債の1.80%などが意識されているようだ。
【メモ】
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債券相場は大幅下落。長期金利は0.7%台に上昇した。米国で堅調な雇用統計を受けて早期利下げ観測が後退し、長期金利が大幅上昇したことを受けて売りが優勢だった。日銀の早期マイナス金利解除期待が強いことも相場の重しになった。燻っていた米国の3月利下げ期待が大きく後退したことで、同じく3月の日銀政策決定会合でのマイナス金利解除期待が再び強まったとの見方。一方、日銀は2023年7月以来の国債買い現先オペを実施、足元で強含んでいた短期金利の上昇圧力に対応した形だが、中長期債への反応は限定的のようだ。
【メモ】
☆10年物価連動債入札(28回、CPN0.005%)落札結果
発行価格104円50銭(-0.468%)、、応札倍率3.00倍(前回2.73倍)、(事前予想価格105円00銭)
債券相場は上昇。米長期金利低下のほか、日銀による中長期債を対象とする国債買い入れオペを無事に通過したことで買い安心感が広がった。前日の10年債入札を無難に通過したことや、インフレ鈍化による根強い米国の利下げ期待が下支えになっているようだ。今晩発表の米雇用統計も、市場予想はやや弱めとの見方が多く、来週の30年債入札を前に超長期ゾーンで先回りの買いも聞かれた。
【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年、3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円。
応札倍率は、2.89、3.22、2.50、2.15倍
債券相場は上昇。警戒された10年債入札が事前の予想ほど弱い内容とならず無難に通過したことで、買い安心感が広がった。日銀の早期マイナス金利解除観測などによる金利の上昇圧力も、海外金利が低下基調に変わりつつある状況ではその力も相殺されるため、年度末に向けて投資家も買いたい水準をやや切り上げたとの声も聞かれた。長期金利は再び0.7%を割り、先物も前回日銀会合前の安値水準146円60銭台を回復。
【メモ】
☆10年債入札(373回、CPN0.6%リオ―プン)落札結果
最低落札価格98円63銭(0.748%)、平均落札価格98円70銭(0.741%)、
応札倍率3.65倍(前回2.90倍)、(事前予想価格98円63銭)