JGBトレーディングフロア(2024年12月2日)

債券相場は下落。先週末に報じられた日銀植田総裁の発言により早期追加利上げへの警戒感が強まった。新発2年国債利回りは2008年10月以来となる0.625%まで上昇、追加の利上げについて織り込みが進んだとの見方。植田総裁は追加利上げの時期について「データがオントラックに推移しているという意味では近づいているといえる」と述べたが、いわゆる12月の追加利上げに向けた「地ならし」だと指摘する声も聞かれた。今週5日には中村審議委員の講演も控えており、その内容が注目される。

【メモ】
☆日銀・植田和男総裁、利上げ「賃金・米国見極め」 経済データ想定通り( 日本経済新聞 電子版 2024/11/30 )
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB28D410Y4A121C2000000/


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2024年11月29日)

債券相場は中期債が下落。朝方発表の11月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)が生鮮食品を除くコアベースで市場予想を上回り、日銀の利上げ期待が高まり、売りが優勢、その影響もあってこの日の2年債入札も低調に終わった。
ただ超長期債には年限長期化や足元での調整による値頃感から投資家の買いが入り、連れる形で長期債や先物は、取引終盤にかけて持ち直した。市場の金融政策見通しを反映するオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)は12月利上げの可能性を約6割、来年1月までの可能性を約8割織り込みが進んでいる。

【メモ】
☆2年債入札(467回、CPN0.6%)落札結果
最低落札価格100円02銭2厘(0.589%)、平均落札価格100円03銭4厘(0.582%)、応札倍率3.63倍(前回4.87倍)、(事前予想価格100円02銭5厘)


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JGBトレーディングフロア(2024年11月28日)

債券相場は上昇。米国の長期金利が低下したほか、日銀の国債買い入れオペ結果がおおむね無難となったことも下支えとなった。月末接近で20年債などは年限長期化の買いが入っているようだが、12月追加利上げ観測が燻るなかで、投資家の動きは引き続き鈍いようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ3-5年3250億円、5-10年3750億円、10-25年1500億円、物価連動債600億円。応札倍率は、それぞれ2.99、2.55、2.15、2.59倍。


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ウィークリーレポート(2024年11月29日)

11月最終週の株式市場は、日経平均▲0.20%、NYダウは+1.39%、ユーロストックス+0.32%の反発と、米国一強の中、日欧はまちまちな結果となりました。

その強いNYダウですが、大統領選アノマリー通り、年末に向け最高値を更新し、上昇中となっています。
米国は感謝祭が始まりクリスマス休暇まで消化試合となるでしょうから、このまま2016年と同様に強含んだまま年末を迎えそうです。少し早いですが、年明けの大統領就任式(1月20日)を基準に、次のアノマリーを探ると、上昇継続コース、反落コースとばらばらでこれといったアノマリーは見えてきません。
しかしながら、新政権の元、関税が導入されインフレ再燃が懸念される点に注目すると、1973年、1977年と2回のオイルショックに見舞われた年の大統領就任式は前年年末まで上昇、年明けから相場急変で下落というパターンとなっています。
欧州株がスタグフレーション懸念で安く、また、日経平均も2016年当時とは打って変わって全くさえない流れというなか、米国だけデカップリングで上昇という、あまりよろしくない相場環境を考えると、年明け1月限のプットを買ってみるのも思しろそうですが、まだ満期まで時間があるため、12月限プット売り/1月限プットかいというカレンダー取引がいいかも知れません。

メモ:
~11/22の週の裁定買い残は1兆6792億円(前週比4746億円と、日経平均が週間で▲0.93%下落す中増加。
米国ハイイールドスプレッドは2.97%。11/13の2.71%からやや拡大傾向。


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JGBトレーディングフロア(2024年11月27日)

債券は下落。この日行われた40年利付国債入札が弱めの結果となり、同年債を中心に超長期ゾーンに対する売りが膨らんだ。2.6%台手前の金利水準の高さや来年度の発行減額期待の高まりで順調な結果が期待された分、売り圧力となった。やはり投資家は利上げ期待が高まる中で急いで買わなくてもいいと判断したようだ。ただ入札以外は手掛かり材料に乏しく、下値も限定的だった。

【メモ】
☆40年債入札(17回、CPN2.2%)落札結果
発行価格91円34銭、(応募者利回り2.550%)、応札倍率2.24倍(前回2.58倍)、(事前予想利回り2.540%)


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