ウィークリーレポート(2024年11月29日)

11月最終週の株式市場は、日経平均▲0.20%、NYダウは+1.39%、ユーロストックス+0.32%の反発と、米国一強の中、日欧はまちまちな結果となりました。

その強いNYダウですが、大統領選アノマリー通り、年末に向け最高値を更新し、上昇中となっています。
米国は感謝祭が始まりクリスマス休暇まで消化試合となるでしょうから、このまま2016年と同様に強含んだまま年末を迎えそうです。少し早いですが、年明けの大統領就任式(1月20日)を基準に、次のアノマリーを探ると、上昇継続コース、反落コースとばらばらでこれといったアノマリーは見えてきません。
しかしながら、新政権の元、関税が導入されインフレ再燃が懸念される点に注目すると、1973年、1977年と2回のオイルショックに見舞われた年の大統領就任式は前年年末まで上昇、年明けから相場急変で下落というパターンとなっています。
欧州株がスタグフレーション懸念で安く、また、日経平均も2016年当時とは打って変わって全くさえない流れというなか、米国だけデカップリングで上昇という、あまりよろしくない相場環境を考えると、年明け1月限のプットを買ってみるのも思しろそうですが、まだ満期まで時間があるため、12月限プット売り/1月限プットかいというカレンダー取引がいいかも知れません。

メモ:
~11/22の週の裁定買い残は1兆6792億円(前週比4746億円と、日経平均が週間で▲0.93%下落す中増加。
米国ハイイールドスプレッドは2.97%。11/13の2.71%からやや拡大傾向。


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