~3/8の週はNYダウ▲2.21%、日経平均▲2.67%と下落となりました。
前週とは打って変わり経済指標の悪化が相次ぎました。
3/7 ECBの欧州景気見通しの引き下げ(3/7)
3/8 中国貿易統計の悪化(米ドル建て輸出、前年同期比▲20.7%)
3/8 米国雇用統計の減速(市場予想18万人増加、実績2万人増加)
中国貿易統計のショックは大きく、前週末にMSCIへの採用拡大が発表され大幅上昇となった中国市場でも、上海総合株価指数が▲4.4%下落、同日の日経平均も2.01%下落となりました。一方、3/8金曜の米国雇用統計は発表後の寄付きこそ前日比▲218ドル安の急落で始まりましたが、その後▲22ドル安と小幅下落となるまで回復しており、悲観一色というわけではなさそうです。
3月いっぱいはじりじり上げていく相場をベースシナリオと考えていますが、先物手口情報では米系証券が▲31,109枚の大幅売り越しとなっています。米系証券会社の手口は、昨年末からの下落・底入れ局面で先行していただけに今週はシナリオ修正となるような下落の注意が必要です。
週初からの下落に備えるならば3/13(水)にSQを迎える日経VI指数に妙味があるかもしれません(3/8終値 日経VI指数 19.81pt / 3月限先物 19.00pt)。