マザーズ市場デイリーレポート(2016年8月22日)

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東証マザーズ市場概況

東証マザーズ指数は指数寄与度上位銘柄の下落が大きく、前日比-10.77ポイントの902.7ポイントで1日の取引を終えました。下落寄与度上位銘柄はサイバーダイン(7779)、ミクシィ(2121)、そーせい(4565)、上昇寄与度上位銘柄はモブキャスト(3664)、フィンテック・グローバル(8789)、じげん(3679)となりました。上昇銘柄数は116(52%)、下落銘柄数は90(41%)、変わらずは15(7%)でした。
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個別銘柄ではサイバーダインが本日も下落しました。空売りファンドであるシトロンリサーチがレポートを発表した16日以降、5日連続で下げ、15日の引け値2,077円から本日の引け値1,575円まで、実に24%強の下落となっています。19日金曜日に会社側はレポートに対する見解を発表しましたが、下げ止まらない展開となっています。ミクシィは三菱UFJモルガンスタンレー証券が19日付で、先日発表された決算の内容がネガティブだったとこから、目標株価を4,700円から3,600円に引き下げられ、売られました。

位置情報ゲームを開発するモブキャストは、ポケモンGO発表前後に付けた高値を更新し、大きく上昇しました。フィンテック・グローバルは投資銀行で、情報技術を駆使して金融技術を開発するfintechとは関係ないようですが、fintech関連の報道が目立ったことから買われました。

東証マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比-12.5ポイントの898ポイントで引けました。朝方は高く始まりましたが、指数寄与度上位銘柄が弱く、9時以降は売りに押される展開となり、安値圏で取引を終えました。マザーズ先物とマザーズ指数のかい離は依然マイナスとなっています。

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東証概況

休日中に産経新聞が、17日に行った日銀の黒田総裁へのインタビューを掲載した。その中で黒田総裁はマイナス金利をさらに引き下げる余地はあるとの発言を行っており、朝方からドル円が円安傾向に推移しました(記事:マイナス金利「さらに引き下げ余地ある」 国債購入の柔軟化に含み)。円安の動きから大型株が買われる流れとなり、TOPIXは前日比+0.62%の1303.68ポイントとなりました。TOPIXのザラバの値幅は8ポイントと小さなものとなっており、26日に行われるイエレンFRB議長の講演を前に、動きにくい環境にあると見られます。

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