マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比ほぼ変わらずの+0.87ポイント、947.19ポイントで一日の取引を終えました。上昇寄与度上位銘柄はそーせい(4565)、エナリス(6079)、メディカル・データ・ビジョン(3902)、下落寄与度上位銘柄はサイバーダイン(7779)、ミクシィ(2121)、メディビックグループ(2369)でした。値上がり銘柄数は98(44%)、値下がり銘柄数は108(49%)、変わらずは15(7%)となりました。サイバーダイン株の盛り上がりから、売買代金は1,040億円と前日比で424億円増加しました。
下落寄与度トップのサイバーダインは、米国の空売りファンドのシトロン・リサーチが売りを推奨するレポートを出したことから、大幅に下落しました。目標株価を300円とするレポートは、日本語訳も出されました(リンク)。メディビッググループは連結売上高が1億円未満となり、上場廃止になる恐れがあると昨日引け後に発表し、本日はストップ安となりました。
3日連続でストップ高していたエナリスは、本日は714円で寄り付きました。その後、一時、前日の価格622円まで下落する場面がありましたが、引け値は732円と寄り値よりも高く、依然として買い意欲が強いことが窺えます。
マザーズ指数先物
マザーズ指数先物は前日引け比-2ポイントの942ポイントで引けました。前場は8月2日に付けた先物の上場以来の高値である957.5ポイントを上回る場面もありましたが、10時29分に米国の空売りファンドであるシトロンが、マザーズ指数の寄与度2位であるサイバーダインの売り推奨レポートを出したことが伝わると、マザーズ指数は急落し、後場の寄付き後には先物は926.5ポイントまで下げました。その後はじりじりと戻す展開となり、前日比で小幅マイナスまで戻しました。出来高は1,057枚と急激な変動から増加しました。出来高が1,000枚に乗せたのは、先物上場2日目の7月20日以来です。前日の先物建玉は2,985枚に減少しています。先物と現物指数のスプレッドは指数こう寄与度銘柄の下落からヘッジ売りが多かったのか、マイナス乖離が再び拡大しました。
東証1部概況
東証一部市場では、寄付き後こそは前日引け値辺りでもみ合っていたものの、昼休み中にドル円が101円を割り込み円高の展開となったことから、売り優勢の展開となりました。ドル円はその後もじりじりと円高に動き、100円20銭前後で現在は取引されています。TOPIX指数は前日比-1.38%の1298ポイントで取引を終えました。
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