マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比+27.36ポイントの940.03ポイントで一日の取引を終えました。売買代金も前日比で311億円増加し、872億円となりました。指数の上昇寄与度上位銘柄はそーせい(4565)、ミクシィ(2121)、ジグソー(3914)、下落寄与度上位銘柄はサイバーダイン(7779)、グローバルウェイ(3936)、フリークアウト(6094)となりました。上昇銘柄数は148、下落銘柄数は66、変わらずは7、マザーズ市場の騰落レシオは82.17となりました。
そーせいは10日引け後に発表された好決算を好感して、買い優勢の展開となりましたが、一時前日の引け値を下回るなど、決算数値が良かった割には不安定な値動きとなりました。ジグソーも同日引け後に2Q決算を発表し、黒字が維持されたことからストップ高となりました。
サイバーダインは10日引け後に発表した決算で、売上高が増加したものの、赤字幅が拡大したことが嫌気され売り優勢の展開となりました。グローバルウェイも同日に発表した決算が嫌気され大きく下げました。
マザーズ先物概況
マザーズ先物は前日比28ポイント上昇し、934.5ポイントで1日の取引を終えました。出来高は653枚と、現物市場の出来高増と対比すると寂しいものとなりました。また今週の火曜日以来、先物・現物のスプレッドが再びマイナスに転じています。
マザーズ市場投資部門別売買動向
8月1週の投資部門別売買動向は、現物株では個人が大幅に買い越し(+46億円)、海外投資家(‐29億円)と自己(‐15億円)が売り越しとなりました。マザーズ指数先物の投資部門別売買動向は海外投資家(+3.6億円)と買い越し、自己(-1.4億円)、個人(-1.1億円)が売り越しました。海外投資家が、買い越しに転じ先物のスプレッドがプラスに戻ったことが分かります。
マザーズ市場の見通し
マザーズ市場の個人の信用の評価損が大きくなっていることが、松井証券の発表している値から見て取れることが、日経新聞で報道されていました。そーせいが良好な決算にも係らず、上昇幅が小さいのは投資家心理の悪化も影響しているのでしょう。決算の良かったそーせいを中心に、悪化したマインドを回復に向かわせることが出来るのか、注目しています。
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