小動き継続(2017年3月14日)



株式市場概況
 TOPIX指数は前日比-2.5ポイント(-0.16%)の1574.9ポイントで一日の取引を終えました。一日の取引値幅は3ポイン強と小さく、完全に材料待ちという感じの相場となっています。日経平均先物の出来高は20,275枚、TOPIX先物は26,158枚と両者ともに低水準で市場のボラティリティの低さが感じられる内容となりました。
 セクター別では鉱業、水産農林、石油石炭の上昇が大きく、不動産、鉄鋼、サービスの下落が目立ちました。スタイルインデックスでは東証2部の上昇が大きくなりました。寄与度トップのシャープ(6753、前日比+25円、終値422円)が大きく上昇したことが要因でした。一方で、米国の金利の上昇から昨日とは一転、REIT指数の下落が大きくなりました。

 市場参加者は、FOMCの今後に注目しています。今回の利上げは確実視されていますが、問題はこの後です。素早く利上げが行われるのであれば、米国株は上昇の勢いが鈍り調整に入るかも知れません。
 炭鉱のカナリアとみられるハイイールドのETFが調整に入っているとの指摘もあり、先行きのボラティリティの上昇には注意したいところです。

The ETF Canaries Signaling Danger in the Credit Coal Mine

マザーズ市場概況
 マザーズ指数は前日比-2.68ポイントの1072.17ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は89(39.2%)、下落銘柄数は125(55.1%)、変わらずは13(5.7%)、売買代金は前日比-482億円の887億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はディー・ディー・エス(3782、前日比94、終値1,300)、そーせいグループ(4565、前日比200、終値12,210)、クラウドワークス(3900、前日比150、終値914)、下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-90、終値5,020)、CYBERDYNE(7779、前日比-35、終値1,668)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-12、終値799)となりました。売買代金上位銘柄はジーエヌアイグループ、ITbook(3742、前日比-45、終値750)、そーせいグループでした。
マザーズ先物は前日比-2ポイントの1049.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は397枚でした。



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