株式市場概況
TOPIXは前日比+4.43ポイント(+0.29%)の1554.68ポイントで一日の取引を終えました。東証1部の売買代金は1兆8,791億円と今週4営業日中3日で2兆円を割り込んでいます。
昨晩の米国市場で、雇用統計の前哨戦として知られるADP雇用統計が発表され、+29.9万人(ロイター予想18万)と予想を大幅に上回る数値が発表されました。良好な数値に市場では来週のFOMCでの利上げが確実視され、金利が上昇し、ドル円が1ドル=114円半ばまで買われました。円安ドル高の動きを好感し、朝方の日本株は前日比で上昇して取引を開始しましたが、その後は伸び悩みました。
セクター別ではゴム、精密機器、ガラス土石が強く、鉱業、鉄鋼、電気ガスが弱くなりました。スタイルインデックスではREIT指数、ミッド400、TOPIXスモールと小型が優位でしたが、マザーズ指数は小幅に下落しました。
引け後の経済指標では工作機械受注(2月)が9.1%と前月の3.5%を上回る好調な値となりました。
今晩はECB理事会の結果発表とドラギ総裁の会見があります。明日は日本市場では先物オプションのメジャーSQがあり、その後は米国の雇用統計が注目されます。ここのところ動きの鈍い相場が継続していますが、一段と動きにくい1日となるかも知れません。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-0.22ポイントの1080.63ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は99(43.6%)、下落銘柄数は118(52.0%)、変わらずは10(4.4%)、売買代金は前日比208億円の1220億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比65、終値5,060)、CYBERDYNE(7779、前日比25、終値1,690)、オンコリスバイオファーマ(4588、前日比150、終値1,121)、下落寄与度上位銘柄はモブキャスト(3664、前日比-281、終値999)、そーせいグループ(4565、前日比-160、終値12,480)、Gunosy(6047、前日比-91、終値2,556)となりました。売買代金上位銘柄はモブキャスト(3664、前日比-281、終値999)、Aiming(3911、前日比-36、終値629)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-11、終値629)でした。
マザーズ先物は前日比10ポイントの1090ポイントで一日の取引を終えました。出来高は957枚でした。
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