株式市場概況
TOPIX指数は前日比+11.6ポイント(+0.75%)の1564.69ポイントと上昇しました。昨晩の米国市場では、前日のトランプ大統領の議会演説が落ち着いた内容で好評だったことから、大きく株価が上昇しました。また、3月15日に行われるFOMCでの利上げの可能性が高まったと見る向きも増え、金利が上昇したことからドル高となり、ドル円は1ドル=114円台に乗せる展開となりました。日本株は米国株高、ドル高を要因に買い優勢の展開でスタートしました。その後は日本独自の買い材料はないために、利食い売りが優勢で株価は伸び悩む展開となりました。
セクター別では非鉄金属、証券・商品、ガラス・土石の上昇が大きく、その他製品、パルプ紙、サービスが下落しました。スタイルインデックスではTOPIXバリュー、ラージ70などトランプラリーで上昇する大型バリュー株の上昇が大きくなりました。一方で、米国の金利上昇や、日銀の国債買い入れが若干減額となったことが嫌気されREIT指数が連日で下落しています。
米国では3月15日のFOMCにも注目が集まる展開となっています。明日3日にはイエレンFRB議長の講演があるようで、そこでの議長の発言が注目されます。
日本では明日、失業率、CPI、全世帯家計調査など注目の経済指標が発表となります。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比1.32ポイントの1071.08ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は120(52.9%)、下落銘柄数は85(37.4%)、変わらずは22(9.7%)、売買代金は前日比203億円の1583億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はディー・ディー・エス(3782、前日比60、終値936)、FFRI(3692、前日比270、終値5,300)、ベステラ(1433、前日比235、終値2,578)、下落寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比-63、終値553)、そーせいグループ(4565、前日比-130、終値13,070)、CYBERDYNE(7779、前日比-15、終値1,712)となりました。売買代金上位銘柄はジーエヌアイグループ、モバイルファクトリー(3912、前日比150、終値3,765)、エルテス(3967、前日比1,050、終値10,120)でした。
マザーズ先物は前日比0.5ポイントの1071ポイントで一日の取引を終えました。出来高は387枚でした。
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