(8:50)
政策委員会 金融政策決定会合 議事要旨 (2016年12月19、20日開催分)
http://www.boj.or.jp/mopo/mpmsche_minu/minu_2016/g161220.pdf
複数の委員は、市場では、「ゼロ%程度」との長期金利操作目標の上限・下限をそれぞれ+0.1%・-0.1%とする見方があることを指摘したうえで、そうした画一的な基準を設けることは適当ではないとの認識を示した。
(10:10)
日銀買いオペ通告 TB、1年以下、5-10年。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of170203.htm
(12:00)
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba170203.htm
(12:30)
日銀買いオペ通告 固定利回り方式 5-10年
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of170203.htm
(14:10)
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba170203.htm
(17:30)
前日の新発10年債利回りが0.104%と、上限と見られていた0.10%を超えた事に加え、朝方発表された昨年12月会合の議事要旨で『上限+0.10%といった)画一的な基準を設けることは適当ではない』とのコメントから、午前の買いオペに注目が集まっていた。
日銀は、午前の買いオペで5-10年対象のオファー金額を先月に続き再び400億増額して4500億円に戻したが、超長期ゾーンの買いオペが見送られたことから金利上昇が続いたため、12:30に10年債(新発を含む残存長い3銘柄)の指値オペを通知し、利回りの上昇をくい止めた。
やや抜き打ち的な通知(通常14:00)で直前の実勢を下回る(-4bps)利回りでのオファーとなり、債券先物は、後場149.33円で寄付き直後に149.87円で高値を付けるなど荒い動きみられた。
今日の指値オペの落札で、当面は10年債利回りは 0.110%が上限とみるのが自然だが、足元の金利上昇のトレンドに変化なく、連動する為替動向や外国債券の動きまた要人発言など次第では来週以降も再度この水準を試す展開も予想され、その際の金利上昇を抑制する日銀の姿勢(再び指値オペが通知されるのか)を確かめることになろう。