債券相場は下落、長期金利は一時0.925%と8月6日以来の高水準を付けた。この日行われた10年債入札の最低落札価格が市場予想を下回る弱い結果となったことが影響したほか、日銀の植田総裁が、経済・物価見通しが実現していくなら利上げ継続との方針を経済財政諮問会議で提出資料を通じて示したことも売り圧力となった。その結果、市場は5日の30年債入札に対する警戒感を強め、同日の賃金統計と高田創日銀審議委員の講演を控えて相場の上値は重くなるのではとの見方。
【メモ】
☆10年債入札(375回、CPN1.1%)落札結果
最低落札価格101円57銭(0.925%)、平均落札価格101円66銭(0.915%)、
応札倍率3.17倍(前回2.98倍)、(事前予想価格101円62銭)


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