FOMCを前に小動きに(2016年12月14日)

株式市場概況

FOMCを今晩に控え、売買は全体的に控えられ利食いの動きが目立ち、TOPIX指数は前日比-1.56ポイント(-0.1%)の1538.69ポイントで取引を終えました。米国株の上昇を受け、小幅に上昇して取引を開始しましたが、上値では利食いの売りも目立ち、前日の終値を挟んで、レンジでの取引に終始しました。

 

今朝発表された日銀短観は大企業製造業の現状DIが10(前回6)、予測DIは8(前回6)、非製造業の現状DIは18(前回18)、予測DIが16(前回16)、設備投資見通しは+5.5%(前回+6.3%)、ドル円想定レートは104.9円となりました。

 

個別ではソフトバンク(9984)が売買代金トップとなり、前日比+2.41%と上昇しました。今晩、トランプ次期大統領がアップルやFBなどと会合を持つと報じられたことで、直近ソフトバンクのテクノロジーファンドにアップルが出資するとの報道もあり、何らかの話が進むとの期待から買われました。住友金属鉱山(5713)は銅相場が下落傾向にあることから3%安となりました。ロンドン金属取引所の銅在庫は2営業日で21%と大きく増加した模様です。

 

セクター別ではゴム、情報・通信、精密機器が上昇する一方、不動産、石油・石炭、卸売りが下落しました。ゴムはGS証券が寄与度トップのブリヂストン(5108)に対し、割安であるとのレポートを出したことにより、株価が2.4%上昇したことからセクター全体が強くなりました。一方、不動産は朝刊にアパート融資加熱警戒と報道があったことから、下落が大きくなりました。

明日はFOMCを受けてどのように相場が動くかに注目が集まります。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-8.59ポイントの932.68ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は89(41.0%)、下落銘柄数は116(53.5%)、変わらずは12(5.5%)、騰落レシオ(25日)は99.89、売買代金は前日比163億円の1011億円となりました。

 

下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565,前日比-340円、終値13520円)、ミクシィ(2121,前日比-80円、終値4185円)、CYBERDYNE(7779,前日比-38円、終値1632円)となり、上昇寄与度上位銘柄はイグニス(3689,前日比1860円、終値12300円)、FFRI(3692,前日比270円、終値3950円)、シリコンスタジオ(3907,前日比415円、終値4360円)、売買代金上位はイグニス、CYBERDYNE、そーせいグループとなりました。

本日マザーズ市場に新規上昇したキャリアインデックス(6538)の初値は6,150円と公募価格比+1.5%となりましたが、その後は売りが続き引値は初値比-960円の5,190円とさえない動きとなりました。

 

マザーズ先物は前日比-5ポイントの926.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は228枚でした。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です