債券相場は超長期債が下落。この日の20年債入札が市場予想をやや下回る落札結果となったことが要因。ただ前日に先回りした買いが入ったことによる反動として売り圧力は限られた。中長期債は総じて横ばい推移。来週の日銀政策決定会合を控えて動きづらい中で、需給中心の動きだった。
この日発表された公社債店頭売買高(3月分)では、海外投資家の買越しが際立っており、金融システム不安による長期債の買い戻しもさる事ながら、中期債は米国債の逆イールドもあって、円債への資金シフトも入っているとの見方。
【メモ】
☆日本証券業協会HP <公社債店頭売買高>
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/tentoubaibai/index.html
☆20年債入札(184回,CPN1.1%)落札結果
最低落札価格100円05銭(1.096%)、平均落札価格100円23銭(1.085%)、応札倍率2.96倍(前回2.85倍)(事前予想価格100円10銭)