11月の第4週の株式市場は、日経平均▲3.34%、NYダウ▲1.97%と日米ともに下落となりました。
26日には新型コロナウイルスの新しい変異株(オミクロン株)に対する不安で、世界同時株安の様相となりました。
さて、新たな変異株の出現で世界的な株安という既視感のある流れですが、今年5月にインドで新たな変異株、デルタ株が感染拡大し世界的に株安となった例があります。
2021年5月の株安ではS&P500が高値から▲4.27%となったあと反発となりました。11/26の下落ではS&P500は高値から▲3.34%の下落となっていますので、あと1%弱の下値余地があるものの、VIX指数は28.62ptと当時の高値水準に達しており、週明け、あるいは月末売り需要の後の早々な切り返しが考えられます。
日経平均ではデルタ株当時は▲7.7%と米国よりも大きく下落しており、今回も同水準の下落と考えると、8/20安値26954円と10/6安値27293円を結んだトレンド線から27700円あたりが安値の目安となりそうです。
週明け、一段安となるならボラティリティ売りに妙味がありそうです。