日銀政策決定会合は現状維持。株価は小動きが継続(2016年11月1日)

20161101

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+0.17ポイント((+0.01%)と1393.19ポイントで取引を終えました。売買代金概算は2.1兆円でした。朝方は若干下げる展開となりましたが、後場からは上昇する展開となりました。昼休み中に日銀政策決定会合の結果が発表されました。結果は予想通り現状維持が発表され、昼休み中も取引されている株価指数先物が上昇しました。

セクター別では電気・ガス、空運、不動産が上昇し、海運、石油・石炭、鉱業が下落しました。電気・ガスは原油価格の下落により収益の改善が期待され上昇幅が大きくなり、空運は昨日決算を発表したANA(9202、前日比+3.8円、終値299円)の好決算、JAL(9201、前日比+66円、終値3,162円)の自社株買いを好感し買いが入りました。海運は昨日、コンテナ船事業の統合の発表から強含みましたが、本日はその後発表した業績の下方修正が嫌気され売り優勢となりました。石油・石炭、鉱業は昨日の米国市場で、OPECによる増産凍結の不透明感から、原油価格が大きく下げたことに影響を受けました。

個別株ではファナック(6954)が、昨日、通期の営業利益、純利益見通しを下方修正したことから前日比840円安の18,840円に下げました。パナソニック(6752)も前日に発表した下方修正を受け前日比71円安の1,026円となりました。きんでん(1944)は通期の営業利益見通しを引き上げ、前日比167円高の1,433円で引けました。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-12.48ポイントの923.75ポイントで一日の取引を終えました。上昇銘柄数は81(36%)、下落銘柄数は132(59%)、変わらずは10(4%)、売買代金概算は前日比202億円増の638億円、騰落レシオ(25日)は92.6となりました。

指数下落寄与度上位銘柄はそーせい(4565、前日比-620円、終値15,160円)、ミクシィ(2121、前日比-65円、3,800円)、CYBERDYNE(7779、前日比-27円、終値1,550円)、上昇寄与度上位銘柄はユナイテッド(2497、前日比+90円、終値1,631円)、メタップス(6172、前日比+222円、終値2,188円)、グノシー(6047、前日比+91円、終値1,477円)、出来高上位はそーせい、ブランジスタ(6176、前日比+243円、終値2,750円)、メタップスとなりました。

ユナイテッドは、先日発表した決算発表で通期の業績で強気な姿勢を見せたことが好感され、大きく上昇しました。メタップスは日本ガスの子会社である「雲の宇宙船」に25%出資するとの発表を後場行い、上昇幅が大きくなりました。ブランジスタは信用規制解除でリバウンドを試しました。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比-8ポイントの920ポイントで取引を終えました。出来高は101枚、前日時点の建玉は3,591枚となりました。

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