債券相場は下落。先週末の米国市場で長期金利が上昇したことや、明日の30年利付国債入札を前に調整の売りが先行した。ただ、この日の中長期債対象の日銀買いオペは応札倍率がやや低めとなり、同ゾーンの売リ圧力は限定的だった。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4200憶円、5-10年3500憶円(金額据え置き)。応札倍率は1.97、2.35倍。
☆黒田総裁ビデオメッセージ要点(全国証券大会)
・「引き続き、効果を発揮している現在の金融緩和措置をしっかりと実施していくことで、企業等の資金繰り支援と金融市場の安定維持に努める」
・(新型コロナウイルス感染症の影響に対応した一連の緩和強化について)「政府の各種施策や、民間金融機関の積極的な取り組みと相まって、効果を発揮している」
・「当面、感染症の影響を注視し、必要があれば、躊躇(ちゅうちょ)なく追加的な金融緩和措置を講じる方針だ」
・ (日本経済は)「引き続き厳しい状態にある」
・「経済活動が徐々に再開する下で、持ち直しつつある」・
・「感染症への警戒感が続く下では、そのペースは緩やかなものにとどまる」など。