債券相場は下落。昨日の米国債がFRBパウエル議長によるインフレ対する新たなアプローチが示されたことで下落し、これに連れる形となった。国債先物は6/8以来の安値水準でスタートした後は、上値が抑えられる展開。
14:00のニュースで安倍首相の辞任が伝わると、株、為替が大きく反応する中、同先物が上下に振れ、一時この日の安値の153円30銭を付けた。一部では、アベノミクスの一つである金融緩和政策の後退を懸念した売りとも見方もあった。
夕方には、9月の日銀の国債買いオペの方針が公表されたが、8月から変更なく、先物夜間取引も反応は限定的。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、10-25年1200憶円、25年超300憶円、物価連動債300憶円(金額据え置き)。応札倍率は2.23倍、5.07倍、6.16倍。
【来週のスケジュール】
8/31
<国内予定>
日銀買いオペ(1-5年)
小売売上高(7月) / 鉱工業生産(7月) / 百貨店・スーパー売上高(7月) / 自動車生産台数(6月) / 住宅着工件数(7月)
<海外予定>
【米国】クラリダ米FRB副議長,バーチャル討論会に参加 / アトランタ連銀総裁、講演(バーチャル形式)
【欧州】英休場(バンクホリデー) / 独CPI (8月)
【その他】中国製造業・非製造業PMI (8月)
9/1
<国内予定>
10年利付国債入札 / 日銀債券市場サーベイ / 完全失業率(7月) / 法人企業統計(4-6月) / 自動車販売台数(8月)
<海外予定>
【米国】ブレイナード米FRB理事、バーチャル討論会に参加 / 自動車販売(8月) /ISM製造業景況指数(8月) / 建設支出(7月)
【欧州】ユーロ圏製造業PMI(8月) / ユーロ圏CPI(8月) / ユーロ圏失業率(7月) / 独失業率 (8月)
【その他】豪中銀、政策金利発表 / 中国財新製造業PMI(8月) / ブラジルGDP(2Q)
9/2
<国内予定>
日銀若田部副総裁,佐賀県金融経済懇談会であいさつと会見(オンライン形式) / マネタリーベース月末残高(8月) / 営業毎旬報告(8月31日現在)
<海外予定>
【米国】米地区連銀経済報告(ベージュブック) / クリーブランド連銀総裁講演(バーチャル形式) / 製造業受注(7月)
【欧州】ユーロ圏PPI(7月)
【その他】豪GDP(2Q)
9/3
<国内予定>
30年利付国債入札 / 日銀CP買い入れオペ / 日銀片岡審議委員,沖縄県金融経済懇談会であいさつと会見(オンライン形式)
<海外予定>
【米国】シカゴ連銀総裁講演(オンライン) / 貿易収支(7月) / ISM非製造業総合景況指数 (8月)
【欧州】独家電見本市「IFA」(ベルリン) / ユーロ圏総合・サービス業PMI(8月) / ユーロ圏小売売上高 (7月)
【その他】中国財新サービス業・コンポジットPMI(8月)
9/4
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札
<海外予定>
【米国】雇用統計(8月)
【欧州】独製造業受注(7月)