8月第4週株式市場NYダウ+2.59%と反発、一方、日経平均は安倍首相の辞任報道に売られ▲0.16%となりました。
安倍首相の辞任報道を受けた8/28金曜日の株価は一時614円安となりました。過去の首相辞任前後の日経平均株価推移を見てみると、アジア通貨危機/ロシアルーブル危機といった特殊な外部環境であった橋本内閣の辞任時を除くと、他の辞任後のパターンは、22000円をボトムに値持ちしており、首相辞任の株価への悪影響は限定的です。
国外では、8/27ジャクソンホールでの「インフレ2%以上を容認する」とのパウエルFRB議長の発言を受けた、長期債売り/金利上昇と金利上昇を受けたグロース株売りが見られ、こちらも懸念材料ではあります。ただし、2013年のバーナンキショック時と比較すると、 FRBは量的緩和を実施している最中であり、金利上昇も一時的なものに終わると思われます。
当面はレンジ相場継続と見られ、週明けの日本市場では金曜日に上昇したボラティリティの売りがよさそうです。