~11/1の週 NYダウは+389ドルの上昇、日経平均は+50円の小幅上昇となりました。2018年10月以来となる23000円回復したこともあり、戻り売りから上値が重たくなったようです。
10/31に開催されたFOMCでは市場予想通り利下げが実施されました。その後のパウエル議長のコメントは、今後利上げへ転じるには相当のインフレが必要とハト派的な態度であったことから債券が上昇、当面、ゴルディロックス相場が担保された形となりました。
同日夕方には、トランプ政権との長期の貿易合意を疑問視、との中国側の懸念が報道され株安となりましたが、金曜夜には米中貿易協議で米中が「原則コンセンサス」に達したとの認識を中国商務省が示しており、引き続き米中貿易摩擦は緩和方向へベクトルは向いています。
裁定売り残は1兆3686円と9月のピーク2兆666億円から7000億円買い戻されました。10月NYダウは+0.48%と小幅上昇にとどまる一方、日経平均は+5.38%と大幅高となり、いったん調整局面が意識されますが、年初来で見るとNYダウ+17.23%に対して日経平均+14.17%と依然として出遅れており、外資系証券会社の先物手口は11/1も買い越しであったことから引き続き強気継続がよいです。