11日にワシントンで行われた米中貿易協議は、米国が10/15に予定されていた対中関税第4弾を先延ばしにし、中国は米国産農産物の輸入を拡大するとの部分合意に達しました。知的財産権などなお課題は残っているものの、米中貿易摩擦の後退を好感し、10/11のNY市場ではダウ+319ドルと大幅高になりました。
10/14(月)の昼時点で、CME日経先物は22030円と大証 10/11終値比+230円 、上海総合も+52pt(+1.77%)まで一時上昇しています。
(Bloomberg) 米中貿易協議が部分合意、15日関税上乗せ先送り-来月署名目指す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-11/PZ86Y1DWRGG201
10/14(月)に発表された中国貿易収支は、輸出▲3.2%と市場予想▲2.8%を下回る悪化でしたが、経済統計は過去のバックミラーであることから、米中部分合意をポジティブに受け止める流れに沿って、連休明けの日本市場でも株価上昇となりそうです。目先の高値の目途としては4/24の22362円が意識されますが、この抵抗線は早々に奪還し24000円を目指す動きに期待できそうです。