債券相場は大幅安。日本銀行の国債買い入れオペ運営方針を受けて利回り曲線のスティープ化圧力への警戒感が強まる中、この日実施の10年利付国債入札はテール(最低落札価格と平均落札価格の差)が大幅に流れるなど不調となったことを受けて売りに拍車が掛かった。
10年物355回債利回りは一時前日比8ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.145%と、8月1日以来の水準まで上昇した。
【メモ】
☆10年債入札(356回債、CPN0.1%)入札結果
最低落札価格102円33銭(-0.130%)、平均落札価格102円62銭(-0.158%)、応札倍率3.42倍(前回3.60倍)。(事前予想中央値102円64銭)