JGBトレーディングフロア(2024年1月18日)

債券相場は超長期債中心に大幅安。この日行われた20年国債の入札結果が低調だったことで売りが加速した。また米長期金利も早期利下げ観測の後退により上昇したことも売り圧力につながった。日銀のマイナス金利解除観測の後退を背景に堅調地合いが続いたが、買い一巡後は来週22-23日の政策決定会合の内容を見極めたいとする向きが売買を手控えたことで思いのほか下げが大きくなったようだ。

【メモ】
☆20年債入札(187回、CPN1.3%)
落札結果 最低落札価格98円45銭(1.399%)、平均落札価格98円69銭(1.383%)、
応札倍率3.13倍(前回2.58倍)、(事前予想価格98円60銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年1月17日)

17日の債券相場は下落。米FRBのウォラー理事が利下げは慎重なペースで進めるべきだと述べたことを受けて米長期金利が上昇したことや日銀の早期政策修正観測の後退によって続いた買い戻しも来週の日銀政策決定会合を前に一巡したと見られ高値警戒感からの売りが優勢だった。明日の20年債入札を控える中、大手生保の買い控えスタンスの報道なども重しになったようだ。

【メモ】
富国生命「円債やはり買わない」-余力十分だがマイナス金利解除待ち
明治安田生命は超長期債投資を手控え、金利上昇局面まで「焦りなし」


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JGBトレーディングフロア(2024年1月16日)

債券相場は下落。日銀の早期政策修正観測の後退などを背景に長期金利が約1カ月ぶりの低水準となったことや2年債利回りも昨年7月以来のマイナス圏に沈んだことで高値警戒感から先物中心に売りが膨らんだ。この日実施された5年債入札が弱めだったことも相場の重しとなったようだ。翌週の日銀政策決定会合では、政策の現状維持が見込まれるものの、内容を見極めるべく様子見ムードの強まりで、目先はややボラタイルな動きが強まるのではとの声も聞かれた。

【メモ】
☆5年債入札(164回、CPN0.2%)落札結果
最低落札価格100円01銭(0.197%)、平均落札価格99円98銭(0.204%)、
応札倍率3.79倍(前回3.85倍)、(事前予想価格100円02銭)


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JGBトレーディングフロア(2024年1月15日)

債券相場は上昇。米生産者物価指数が予想外の低下となり米2年債大きく低下するなど利下げ期待が高まったことで、国内債も買いが先行、またこの日、減額観測のあった定例の日銀国債買い入れオペも据え置きとなったことも下支えとなった。2年債利回りは約5カ月半ぶりにマイナス圏(-0.005%)に沈んだほか、長期金利は1カ月ぶりの水準(0.555%)に低下した。

【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円、10-25年1500億円。
 応札倍率は、3.54、2.89、2.74、2.71倍。


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ウィークリーレポート(2024年1月12日)

1月第2週の株式市場は、日経平均+6.59%、NYダウ+0.34%、ユーロストックス50+0.37%と、日本株の一人勝ちの様相となりました。

1/12に発表された1月第1週(1/4,1/5)の投資部門売買動向では、現先合計で個人は837億円の売り越し、また海外投資家も1136億円の売り越しとなっており、買い方では自己 555億円、投信612億円、事業法人540億円となりました。投信の買い越しは新NISAでの買付けと思われますが、個人自体は現物だけでも336億円の売り越しとなっており、先週のレポートとは裏腹に依然として逆張り投資家のままのようです。
一方、つみたてNISAについて、対象となっている272銘柄(12/28時点、除ETF)の推定資金フローを見ると、1/11時点で海外株式型への買いが5151億円と急増しており、個人投資家は日本株を処分しつつ海外株購入しています。

バリュエーションとしては、12か月先予想PERのヒストリカルレンジからは1σの35,050円が上限ですが、すでに上方にオーバーシュートしています。リーマンショック以降では、2013年5月、2015年7月も同様にレンジ上限を超える局面がありましたが、その後下落となっており、今回も先々の修正局面に注意が必要な水準です。
テクニカル的にも高値で1/12に十字線が出おり目先天井を示唆していますが、SQ前日の1/11の日本市場引け後にCME日経先物が35790まで一時急騰し、また翌朝のSQ値は36025円と上方に大きく乖離するなどショートカバーのような動きを見た一方で、その後急速に値崩れを起こしながらボラティリティが下がるというショートカバー時特有の動きは無く、引き続き買いが根強い印象を受けました。

不謹慎ながらも震災後の動きという観点でチャートを比較すると、地震発生後から株高となるケースでは北海道胆振東部地震(2018)と相似しており、同じ軌跡をたどるならば36116円(1/24)まで上昇しその後31473円(2/21)まで反落という流れになります。

NY市場では、高値圏のまま騰落レシオ(Breadth Indicator)は売られすぎ水準まで低下しており、連休明けからの反発に期待できます。
海外株高につられて買いフローがもう少し続くとみて36,000越えを狙いに行くにしてもプロテクティブプットがよさそうですし、ボラティリティは高いですが上昇下落両方狙える先物+プットのデルタニュートラルでガンマロング戦略が日の目を見る機会に思えます。


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