債券相場は上昇。米景気減速懸念による先週末の米長期金利低下の流れを受けて国内金利も約3週ぶりの水準に利回りが低下、先物も一時4月5日以来の高値を付けた。ただ国内要因での材料に乏しく買い一巡後はもみ合い、先物は取引終盤に米長期金利が時間外取引で上昇したため下落に転じた。
月別: 5月 2022
JGBトレーディングフロア(2022年5月20日)
債券相場は上昇。前日の米国市場で景気減速懸念から長期金利が低下したことや、日銀が指し値オペを毎営業日実施していることが支えとなる中、この日の20年債入札が順調だったことを受けて午後から各年限に買いが入った。
【メモ】
☆20年債入札(180回リオープン,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円70銭(0.759%)、平均落札価格100円74銭(0.757%)、応札倍率3.77倍(前回3.10倍)。(事前予想価格99円65銭)
【来週のスケジュール】
5/23
<国内予定>
日米首脳会談 / 首都圏新築分譲マンション(4月)
<海外予定>
【米国】米アトランタ連銀総裁講演
【欧州】英中銀総裁講演(ウィーン) / ユーロ圏財務相会合(ユーログループ) / 独IFO企業景況感指数(5月) / 世界経済フォーラム年次総会(22-26日,ダボス)
【その他】中国の滴滴グローバル,米上場廃止計画巡り臨時株主総会
5/24
<国内予定>
国庫短期証券(6カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / 日米豪印のクアッド首脳会合 / 全国百貨店売上高(4月) / 東京地区百貨店売上高(4月)
<海外予定>
【米国】米新築住宅販売件数(4月) / S&Pグローバル米国製造業・サービス業・総合PMI(5月)
【欧州】EU財務相理事会
【その他】
*****
5/25
<国内予定>
日銀国債買オペ(1-3,3-5,5-10,10-25年) / 黒田日銀総裁「2022年国際コンファランス」講演(オンライン) / 景気先行指数(3月)
<海外予定>
【米国】米FOMC議事要旨(5月3,4日開催分) / 米ツイッター年次株主総会 / 米耐久財受注(4月)
【欧州】ECB金融安定報告 / ドイツ15年債入札 / 独GDP(1Q)
【その他】*****
<海外決算>
エヌビディア
5/26
<国内予定>
40年利付国債入札 / 日銀CP買いオペ / 企業向けサービス価格指数(4月)
<海外予定>
【米国】米GDP(1Q,改定値) / 米中古住宅販売成約指数(4月)
【欧州】*****
【その他】*****
<海外決算>
アリババグループ / 百度 / コストコ
5/27
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 東京CPI(5月)
<国内決算>
SBI(8473)
<海外予定>
【米国】米個人支出(4月) / 米個人所得(4月) / 米ミシガン大学消費者マインド指数(5月)
【欧州】北大西洋条約機構加盟国国会議員会議(NATO₋PA)春季大会(リトアニア・ビリニュス) / ユーロ圏マネーサプライ(4月)
【その他】中国工業利益(4月)
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
ウィークリーレポート(2022年5月20日)
5月の第2週の株式市場は、日経平均+1.18%、NYダウは▲2.90%となり1923年5月以来のワースト記録8週続落となりました。ユーロストックス50は▲3.82%の下落となりました。
週前半は、前週末の流れで反発となっていたものの、5/17に物価抑制のために中立金利よりも高い水準への利上げに意欲を示したことから、翌18日にはNYダウは▲1164ドル安と大幅安となりました。改めて、市場はインフレ抑制のために必要な政策金利の水準に懐疑的になっているようです。一方、チャート的にはS&P500は5/2、5/12と同様に長い下髭をつけており、ひとまず週明けには4000ptまでのリバウンドが予想されます。
約100年ぶりとなるNYダウの週足連敗記録ですが、過去のダウ続落局面を見ると、リーマンショックやコロナショックなどの暴落局面ではなく、長期間にわたって株価が低迷するタイミングで出現しています。目先リバウンドがあったとしても、最高値更新は無く、例えば、200日線まで回復後10%下落といったような流れになるかもしれず、単純な米株インデックス投資に逆風となる展開も考えられます。
ダウ1164ドル安と大荒れになった~5/20の週ですが、日本市場のセクター別では倉庫運輸株が10%以上上昇しており、指数が低迷しているなかでも個別では大きな動きが出ています。
NYダウの連敗記録が今後長期的な指数の低迷を示唆するなら、ここ数年来ブームとなっていたパッシブ運用が凋落しアクティブ運用の逆襲となる可能性も考慮したいところです。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
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JGBトレーディングフロア(2022年5月19日)
債券相場は超長期債が上昇。前日の米株式相場の急落で米長期金利が大幅低下した流れを受けて買いが優勢だったが明日の20年国債入札に対する警戒感もあり相場の上値は限定的だった。また長期金利指標である新発10年債は日銀の連続指値オペで下支えされている分、相対的に割高な水準にあり、横ばいとなった。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4750億円、5-10年5000億円、25年超500億円(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ2.07、2.96、5.00倍。
☆5-10年(10年364~366回)指値オペ落札額0億円。
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光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2022年5月18日)
債券相場は長期債中心に下落。パウエルFRB議長が中立水準を超える利上げも示唆したことから米長期金利が上昇、国内債も売り先行で始まった。ただ日銀が10年国債0.25%の指し値オペを毎営業日実施していることで、売りの中心は超長期債に限られ、先物も米債時間外取引が強含んだことをうけて切り返した。
【メモ】
☆5年債入札(151回リオープン,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格99円93銭(0.019%)、平均落札価格99円94銭(0.017%)、応札倍率3.40倍(前回3.61倍)。(事前予想価格99円93銭)