ウィークリーレポート(2022年2月18日)

2月の第3週の株式市場は、日経平均▲2.07%、NYダウ▲1.90%、ユーロストックス50▲1.95%の下落となりました。2/17(木)にウクライナ東部で砲撃の方が入るとリスクオフ、翌日2/18(金)、米国ブリンゲン国務長官と露ラブロフ外相との会談が報じられると一転リスクオンになるなど、日本時間でもヘッドラインに左右される荒れた展開となりました。

週明けも後半に上述の米ロ会談が予定されているものの、金曜の米国時間にはロシアが軍を終結させているとのバイデン米国大統領の発言にリスクオフで反応するなど、ウクライナ問題で右往左往することが必至です。
地政学リスクの高まりに株式市場が上下される一方で、米国金利は一時2.00%を超える場面もあり、週間では▲0.8bpの1.92%と小幅安となったものの、ウクライナ問題とは別に3月FOMCでの利上げを睨んだ金利高が進行しています。

米ロ会談で外交的な解決策が見いだされるのかあるいは散発的な局地戦が起こりリスクオフムードが拡大するのか、予想は困難なことから様子見がよさそうです。仮にウクライナ問題が解決したとしても、その後は、FRBの利上げとバランスシート縮小で上値が限られることを考えると、OTMのコール売り/OTMプット買いの幅の広めのリスクリバーサルで放置するといいかもしれません。

商品市場ではウクライナ危機によりリスク回避のマネーが金に流入しており、これまで相関の強かった米国実質金利が下落している状況でも逆行高となっていいます。裏を返せばウクライナ問題が収束すれば金価格の下落が見込まれ、ニュース次第ながらもこちらはチャンスと言えそうです。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年2月18日)

債券相場は超長期債が大きく反発。朝方はウクライナ情勢の緊迫化による米国債上昇の流れを受けて底堅く始まった。その後、米国とロシアの外相会談開催の見通しが伝わる場面で一時的に売られるも、引き続き状況を見極める姿勢が強まり引けにかけて買いが優勢となった。超長期債は前日までの反動が出た形でイールドカーブもフラット化した。

2/21
<国内予定>
日銀国債買いオペ(1-3,3-5,5-10年) / 工作機械受注(1月)
<海外予定>
【米国】株式・債券市場休場(米プレジデンツデーの祝日)
【欧州】EU外相理事会 / マークイット・ユーロ圏製造業・ サービス業・総合PMI (2月)
【その他】中国1年・5年物ローンプライムレート(LPR) / 中国新築住宅価格(1月)
<海外決算>
*****

2/22
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / 日銀CP買い入れオペ / 企業向けサービス価格指数(1月) / 営業毎旬報告(2月20日現在)
<海外予定>
【米国】米2年債入札 / アトランタ連銀総裁,オンライン討論会参加 / 米FHFA住宅価格指数(12月) / 米主要20都市住宅価格指数(12月) / マークイット米製造業・サービス業・コンポジットPMI(2月) / 米消費者信頼感指数(2月)
【欧州】独IFO企業景況感指数(2月)
【その他】*****
<海外決算>
ホーム・デポ / HSBCホールディングス

2/23
<国内予定>
祝日(天皇誕生日)
<海外予定>
【米国】米5年債入札
【欧州】ドイツ15年債入札 / ユーロ圏CPI(1月) / 英中銀総裁,議会委証言
【その他】NZ中銀,政策金利発表
<海外決算>
イーベイ / バークレイズ / リオ・ティント / 聯想集団(レノボ)

2/24
<国内予定>
国庫短期証券(6カ月)入札 / 日銀国債買いオペ(3-5,5-10年) / 全国百貨店売上高(1月) / 東京地区百貨店売上高(1月)
<海外予定>
【米国】米7年債入札 / アトランタ連銀総裁オンライン討論会に参加 / クリーブランド連銀総裁講演(オンライン) / 米GDP(4Q改定値) / 米新築住宅販売件数(1月)
【欧州】英中銀総裁,会議で開会の挨拶
【その他】*****
<海外決算>
デル / モデルナ / アリババ

2/25
<国内予定>
2年利付国債入札 / 国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀新型コロナ感染症対応の金融支援特別オペ / 日銀国債買い入れ日程(3月) / 東京CPI(2月)景気動向指数(12月)
<海外予定>
【米国】米耐久財受注(1月) / 米個人所得・支出(1月) / 米中古住宅販売成約指数(1月) / 米ミシガン大学消費者マインド指数(2月)
【欧州】ユーロ圏財務相会合(ユーログループ) / EU財務相理事会(非公式,26日まで) / ユーロ圏マネーサプライ(1月) / ユーロ圏景況感指数(2月) / ユーロ圏消費者信頼感指数(2月) / 独GDP (4Q)
【その他】*****
<海外決算>
BASF


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2022年2月17日)

債券市場では超長期債が下落幅を縮小。午前は売り優勢の展開が続き、大きく続落したものの警戒された20年債入札が好調な結果となったことや、午後にウクライナ情勢の緊迫化を伝えるニュースが流れるとリスク回避の動きから買い圧力が強まった。

【メモ】
☆20年債入札(179回リオープン,CPN 0.5%)落札結果
最低落札価格95円85銭(0.739%)、平均落札価格95円91銭(0.736%)、応札倍率3.39倍(前回3.18倍)。(事前予想価格95円75銭)


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JGBトレーディングフロア(2022年2月16日)

債券相場は超長期債が続落し、新発20年債利回りが5年ぶりの水準に上昇した。ウクライナ情勢の緊張緩和でリスクオンの動きが強まった。
日銀金融政策で価格の下支えが期待しにくい超長期債は相対的に弱く、この日の日銀オペ(定例分)で25年超の応札倍率が高水準になったことや、あすの20年債入札を警戒する動きなどがさらに売りを加速させた。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは,1-3年4500億円、5-10年4250億円、25年超500億円。(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ2.96、1.96、5.02倍


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JGBトレーディングフロア(2022年2月15日)

債券相場は超長期債が続落。米国の利上げ加速観測による金利先高観に加え、日銀の政策修正の思惑も、売り圧力につながった。前日指し値オペが実施された10年債や先物は底堅く推移するものの、超長期債は、YCCの変動幅を拡大した際に、市場のボラティリティを高めて流動性を維持することと、イールドカーブのスティープ化を促すという経緯を踏まえると、金利上昇の抑制は期待しづらいとの見方もあるようだ。

【メモ】
☆5年債入札(150回リオープン,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格99円81銭(0.044%)、平均落札価格99円83銭(0.040%)、応札倍率3.39倍(前回3.34倍)。(事前予想価格99円81銭)


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