JGBトレーディングフロア(2021年1月18日)

債券相場は下落。新発10年債利回りは、一時昨年11月以来の0.05%に上昇した。
日銀が3月の金融政策決定会合で行う政策点検で長期金利の変動幅を拡大する可能性があるとの週末の観測報道が材料視され売りが膨んだ。もっとも、実現可能性に懐疑的な見方から買いも入り、相場は下げ幅を縮めたが、日銀がイールドカーブをスティープさせるとの思惑もあって、明日に入札を控えた20年債ゾーンは、戻りも限られたようだ。

【今週のスケジュール】
1/18
<国内予定>
通常国会召集 / 鉱工業生産(11月)
<海外予定>
(米国)祝日(キング牧師生誕記念日)株式・債券市場休場
(欧州)ユーロ圏財務相会合(ユーログループ、オンライン) / 英中銀総裁講演
(その他)アジア金融フォーラム(AFF、19日まで) / 中国GDP(4Q) / 中国工業生産、小売売上高、固定資産投資 (12月)

1/19
<国内予定>
国庫短期証券(1年)入札 / 20年債入札
<海外予定>
(米国)上院財政委,イエレン氏の財務長官指名承認公聴会 / 上院外交委,ブリンケン氏の国務長官指名承認公聴会 / 対米証券投資 (11月)
(欧州)EU非公式財務相理事会(オンライン) / 国際エネルギー機関(IEA)月報 / 欧州新車販売台数 (12月) / 独CPI (12月) / 独ZEW期待指数 (1月)
<海外決算>
ゴールドマン / ネットフリックス / BofA

1/20
<国内予定>
日銀債買いオペ(1-10年) / 国庫短期証券(6カ月)入札 / 「ネプコン ジャパン」開幕(東京ビッグサイト) / コンビニエンスストア売上高(12月)
<海外予定>
(米国)バイデン氏米大統領就任 / NAHB住宅市場指数 (1月)
(欧州)英中銀総裁イベント参加 / ユーロ圏 CPI (12月) / 英CPI (12月)
(その他)中国全国人民代表大会常務委員会 / ブラジル中銀,政策金利発表
<海外決算>
ASMLホールディング / P&GモルガンS / アルコア

1/21
<国内予定>
日銀金融政策決定会合(展望リポート),黒田総裁会見 / 貿易収支 (12月) / スーパーマーケット売上高(12月) / 工作機械受注(12月)
<海外予定>
(米国)住宅着工件数 (12月) / フィラデルフィア連銀製造業景況指数(1月)
(欧州)ECB政策金利発表・総裁記者会見 / EU首脳会議(オンライン) / トルコ中銀,政策金利発表 / ユーロ圏消費者信頼感指数 (1月)
(その他)南ア中銀,政策金利発表
<海外決算>
IBM / インテル

1/22
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間1年超5年以下) / 日銀社債買い入れオペ(3-5年) / 全国CPI(12月) / 営業毎旬報告 / 全国百貨店売上高(12月)
<海外予定>
(米国)中古住宅販売件数 (12月) / 国連の核兵器禁止条約発効
(欧州)ユーロ圏総合・製造業・サービス業PMI(1月) / ECB専門家予測調査


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2021年1月15日)

2021年第2週は、NY市場は▲0.91%と小幅反落、日経平均は+1.35%となりました。
週半ばに報道されたバイデン大統領の経済対策案を好感し、日経平均株は一時、28979円と29000円に迫る上昇となりました。

(Bloomberg)バイデン氏の経済対策案、2兆ドル規模の可能性と顧問語る-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-14/QMWKKHT1UM2001

週明け1/20にはバイデン新大統領の就任式が控えており、就任と同時に様々な政策/大統領令を発表するかと思われ、発表内容によっては、引き続き株買い/債券売りのリフレトレードが活性化しそうです。
ただし、昨年3月のコロナショック後の戻り相場では、米国債10年金利が0.30%前後上昇すると株価の修正局面が訪れていました。足元では、米国10年債利回りは年初来で+0.20%ほど上昇しており、仮にリフレトレードで米国債金利が1.20%近辺まで急上昇するようであれば目先、株価の急落に注意が必要です。
一時的な急落への対処では昨年の調整局面を参考に、1000~1500円ほど下のプット・ロングがよいでしょう。


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JGBトレーディングフロア(2021年1月15日)

債券市場は中長期債がほぼ横ばい。流動性供給入札の結果が強かったことや、米長期金利が時間外取引で低下したことが支援材料になった。一方、超長期債は来週19日の20年債入札を控えてやや売りが優勢の展開。イールドカーブはスティープ化した。

【メモ】
☆流動性供給入札(325回、残存期間5年超15.5年以下)
最大利回り格差はマイナス0.008%、平均利回り格差はマイナス0.008%、応札倍率4.60倍(前回3.93倍)


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JGBトレーディングフロア(2021年1月14日)

債券市場では超長期債中心に下落。米国の追加経済対策の規模を巡る報道を受けて米長期金利が反発したことから、調整売りが出たとの指摘が聞かれた。この日の日銀国債買いオペで売り需要の強まりが示されたことも相場の重しとなったようだ。もっとも、追加経済対策の詳細が明らかになる今晩の発表を控えて、売り一巡後はもみ合いとなった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4500億円、25年超300億円、物価連動債300億円(金額据え置き)。応札倍率はそれぞれ2.33、5.68、6.47倍。
☆日銀黒田総裁あいさつ(支店長会議) 引用元bloomberg
「景気は引き続き厳しい状態にあるが、持ち直している」
「先行きの日本経済、改善基調をたどるとみられる」
「感染症への警戒感が続く中、改善ペースは緩やかなものに」
「資金繰りに厳しさ、企業金融面で緩和度合い低下した状態」
「引き続き企業等の資金繰り支援と市場安定維持に努めていく」ほか。


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JGBトレーディングフロア(2021年1月13日)

債券相場は超長期債中心に上昇。この日の5年債入札は弱めの結果となったが、米長期金利の上昇懸念が和らいだことを背景に買いが優勢となった。超長期ゾーンの金利低下幅が大きくなり、イールドカーブはフラット化した。

【メモ】
☆5年債入札(146回,CPN0.1%)落札結果
最低落札価格101円02銭(-0.105%)、平均落札価格101円05銭(-0.111%)、応札倍率3.83倍(前回3.96倍)。(事前予想中央値101円05銭)


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