ウィークリーレポート(2019年9月20日)

9月第2週の株式市場はNYダウ▲284ドル、日経平均+90円とまちまちな展開となりました。
9/20金曜日には中国代表団が米国の農場視察計画を取りやめ、米中貿易協議への悲観からダウ▲159ドル安となり、週明けの日本市場ではこの下落を消化するところからスタートとなります。
株価が上昇すると貿易協議の後退、株価が下落すると進展を思わせて株価を上昇させるという流れが続いており、今回のニュースもうんざりといった感じです。

ヘッドラインはさておき、市場の環境に注目すると騰落レシオが昨年9月以来の136まで上昇しており、過熱感も出てきています。一方で、裁定売り残は1兆9330億円と前週比▲1336億円と9週間ぶりの減少となっており、買い戻しの動きが出てきています。

昨年9月に騰落レシオ136を記録した際にはその後650円の上昇となっており、2017年10月のケースでは20日間で2580円の上昇など、買い手の過熱感ではなくショートカバーの強さを示す指標ともとれます。裁定売り残高は全高水準にとどまっていることから、引き続き9月末までは限定的な下げでショートカバー主体で上昇していくと想定します。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2019年9月20日)

債券相場は下落。日銀はこの日に実施した国債買オペで、対象となる長期債や超長期債の全てのゾーンで購入額を減らしたことを受けて売り圧力が掛かった。残存期間の長い債券の金利上昇幅が大きくなり、イールドカーブはスティープ化が進んだ。黒田総裁が昨日の会見で「イールドカーブはもう少し立った方がいい」と述べており、その直後の減額は明確にスティープニングを促す動きとの見方。一方で先物は一時35銭安の154円42銭まで下落するも、買い戻され、ほぼ元の水準で推移した。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、5-10年3800憶円(200憶円減額)、10-25年1200憶円(200憶円減額)、25年超300憶円(100憶円減額)。応札倍率は、1.74倍、1.55倍、3.11倍。

【来週の予定】

9/23 祝日(秋分の日) /【米】ニューヨーク連銀総裁講演 / セントルイス連銀総裁講演 / 国連気候行動サミット / 【欧】ECB総裁証言(欧州議会 ) / ユーロ圏総合PMI (9月)

9/24 日銀買いオペ(1-5年) / 黒田日銀総裁あいさつ(大阪経済4団体共催懇談会 ) /【米】国連総会一般討論演説 / 消費者信頼感指数 (9月) /【欧】独IFO企業景況感指数 (9月)

9/25 40年債入札 / 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月29・30日分)/ 日銀政井審議員あいさつ,会見(金融経済懇談会,三重) / 日米首脳会談 / シカゴ連銀総裁講演 / ダラス連銀総裁講演

9/26 日銀買いオペ(5-10年) / 麻生財務相,黒田日銀総裁あいさつ(全国証券大会) / 工作機械受注(8月 ) /【米】米GDP(4-6月、確定値) / 卸売在庫 (8月) / ダラス連銀総裁会議あいさつ / ミネアポリス連銀総裁講演 / 【欧】ECB経済報告,総裁講演 / カーニー英中銀総裁講演

9/27 2年債入札 / 国庫短期証券(3カ月)入札 / 東京都区部CPI(9月) / フィラデルフィア連銀総裁講演 / 【米】個人所得,支出(8月) / 耐久財受注 (8月) / ミシガン大学消費者マインド指数 (9月) /【欧】ユーロ圏景況感指数(9月)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2019年9月19日)

債券相場は大幅上昇。日本銀行が金融政策決定会合で政策を据え置いたことは市場の予想通りだったものの、声明文を受けて次回会合でのマイナス金利の深堀りの可能性が意識され、中期ゾーンを中心に買いが優勢となった。

【メモ】
☆黒田総裁会見要約(Bloomberg)
・米経済がすぐに景気後退に陥る可能性はあまりない
・ECBの金融緩和は経済・物価情勢に応じた適切な措置
・ITサイクル、少し下げ止まっている
・ECBに比べると日本の方が金融緩和余地ある
・金融緩和、前回会合よりも前向きになっている
・金融政策の枠組み、追加緩和議論でも変更する必要ない
・イールドカーブはもう少し立った方がいい
・長期金利低下、どこまで外れても容認するわけではない
・(次回会合で何もしない可能性の質問に対して)おっしゃる通り


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JGBトレーディングフロア(2019年9月18日)

債券相場は上昇。この日に実施された20年債入札が順調な結果となったことを受けて買いが優勢となった。長期金利は一時1カ月半ぶりの水準まで上昇する中、20年入札の結果を手掛かりに自律反発した格好。今晩のFOMCや明日の日銀政策決定会合を控えて、買戻しの動きが中心のようだ。

☆20年債入札(169回債リオープン、CPN0.3%)入札結果
最低落札価格101円70銭(0.2100%)、平均落札価格101円79銭(0.2050%)、応札倍率3.48倍(前回3.81倍)。(事前予想中央値101円65銭)


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JGBトレーディングフロア(2019年9月17日)

債券相場は下落。独米債券は、先週末は売りが継続し、米債は一時1.9%を上回るも、昨日はサウジの石油施設攻撃などを手掛かりに、リスク回避的な動きから反発。国内債もこの流れを受けて、朝方は買いが先行した。ただ、今週のFOMCや金融政策決定会合を控える中、積極的な売買は手控えられ動きは限定的で、その後押し戻された。。超長期債は20年利付国債入札を翌日に控え、午後から売りが優勢となった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4000憶円、3-5年3600憶円(金額据え置き)。応札倍率は、3.35倍、2.79倍。


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