JGBトレーディングフロア(2019年8月23日)

債券相場は下落。複数の米地区連銀総裁が 相次いで、今後の連続的・追加的な利下げに慎重な発言をしたことで米長期金利が上昇、国内債もこの流れを引き継ぎ、売りが先行した。この日の日銀国債買いオペで長期債の需給の良さが示され(応札倍率が1.88倍)、先物中心に下げ幅を縮めるも、米債の時間外取引が軟調となり、引けにかけて再び売りが優勢となった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4000憶円、3-5年3600憶円、5-10年4500憶円(金額据え置き)。応札倍率は、3.93倍、2.76倍、1.88倍。

【来週の予定】

8/26 日銀買いオペ(10年超) 景気先行CI指数(6月確報) /【米】耐久財受注(7月) /【欧】G7首脳会議(仏ビアリッツ、最終日)) / 英中銀総裁講演 / 独Ifo企業景況感指数(8月)

8/27 流動性供給入札 / 企業向けサービス価格指数 前年比(7月) /【米】FHFA住宅価格指数(6月) / 米消費者信頼感指数(8月) /【欧】独GDP(2Q)

8/28 韓国をホワイト国から除外する政令が施行 / 第7回アフリカ開発会議開催 /【米】リッチモンド連銀総裁講演 / ベネチア国際映画祭 / ユーロ圏マネーサプライ(7月)

8/29 日銀鈴木審議委員講演,記者会見(熊本市) / 2年債利付国債入札 /【米】米GDP (2Q、改定値) / サンフランシスコ連銀総裁,講演 / 米卸売在庫 (7月) /【欧】ユーロ圏景況感指数(8月) / 独失業率(8月) / 独CPI(8月)

8/30 日銀買いオペ(1-5年,5-10年) / 東京CPI(8月) / 小売売上高(7月) /【米】個人所得,個人支出(7月) / ミシガン大学消費者マインド指数(8月) /【欧】ユーロ圏CPI(8月) /【他】韓国中銀,政策金利発表

8/31 【中】中国製造業,非製造業PMI(8月)

9/1 【米】中国からの輸入品に10%追加関税を一部品目対象に発動


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2019年8月23日)

【今週以降の主な予定】
8/26 米国7月耐久財受注
9/3 米国8月ISM製造業景況感指数
9/12 ECB定例理事会
9/19 FOMC(日本時間 9/19 03:00)
9/19 日銀政策決定会合

8/23金曜日のNY市場は623ドルの大幅下落となりました。
注目を集めていたジャクソンホールでのパウエル議長の講演ですが、講演前に中国が750億ドル相当の米製品に対して追加関税を課すと発表し、また、トランプ大統領はこの中国の発表に対抗し対中関税のさらなる引き上げをツイート、貿易戦争の激化を嫌気し株安債券高の流れとなりました。

主要国株価はトランプ政権による対中関税第4弾の発表から下落、一方、債券市場はFRBの追加利下げ期待/欧州経済悪化によるECBの緩和期待から月初から上昇しており、今後もこの流れが続くものと思われます。

日本市場について、裁定買い残4352億円、同売り残高1兆6293億円と歴史的な逆転水準にあり、また投資主体別売買動向からは、海外投資家はアベノミクス以降の買いをすべて売却した水準であり、積極的に売り込める主体がいないことから、当面は引き続き、19500円~21500円のレンジとなりそうです。

レンジブレイクのきっかけとなりそうな要因としては、アップサイドでは米中貿易戦争の終結、FRBの市場予想を上回る大規模緩和、ダウンサイドでは米国経済の悪化が考えられ、後者については8/1のFRBの利下げが予防的なものだったか景気減速を後追いしたものだったのかを確認する上でも、8/26の耐久財受注、9/3のISM製造業景況感指数が大きなインパクトを持ちそうです。

(Bloomberg) トランプ大統領、対中制裁関税の税率引き上げ-中国の措置に対抗
 ・既に発動の2500億ドル相当への関税率は25%から30%に引き上げへ
 ・残りの3000億ドル相当への関税率は15%に変更-従来計画は10%
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-23/PWPKQH6K50XX01


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JGBトレーディングフロア(2019年8月22日)

本日の国債利回り

 


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JGBトレーディングフロア(2019年8月21日)

債券相場は小幅高。前日の独米国債が、イタリアのコンテ首相の辞意表明で同国予算を巡るEUとの対立の可能性や、依然続く米中通商協議を巡る不透明感などを嫌気した動きで上昇、国内債券もこの流れを引き継ぎ買いが先行した。7 月分の公社債店頭売買高では外国人が、超長期利付国債を14 年11 月以来約5 年ぶりの規模ので買い越しが判明したことも (+4,847億円)し、超長期債の買い圧力となった。先物は午前に最高値(155円03銭)に並んだが、その後高値警戒感から午後に入り上げ幅を縮めた。


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JGBトレーディングフロア(2019年8月20日)

債券相場は上昇。前日の米国市場で株高・債券安が進んだ流れを引き継いで売りが先行するも、専ら超長期債に限られ、午前の取引では中長期債の商いは成立しなかった。午後に入り、この日の20年債入札を無事に通過したことで買い安心感が広がるなか、引けにかけて先物が上昇したことで、全般に押し目買いの動き一気に強まった。

【メモ】
☆20年債入札(169回債リオープン、CPN0.3%)入札結果
最低落札価格103円60銭(0.1140%)、平均落札価格103円67銭(0.1100%)、応札倍率3.81倍(前回4.89倍)。(事前予想中央値103円55銭)


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