
メジャーSQとなった~6/14の週は日経平均+1.11%と続伸、NYダウ+0.41%、ユーロストックス+0.02%と総じて堅調な市況となりました。
ホルムズ湾での日本関連タンカーの襲撃事件など地政学的なリスクの高まりなど、市場を取り巻く不安感は増していますが、市場の注目は今週に開催さるFOMCに集まっている模様です。
1990年以降、利上げ局面から最初に利下げに転じた過去4回のケースを見ると、利下げまでの日経平均は軟調に推移する一方、NYダウは利下げのFOMCまで堅調に推移し、利下げと同時一度利食い売りに押され、その後再び上昇となっています。日経平均はNYダウとは対照的に利下げ後は上昇となるようです。
6月末にはJTなど12月決算の企業の中間配当があり、これらの再投資で相場が支えられる一方、7月上旬に日経型・TOPIX型ETFの多くが分配金を捻出するための換金売りが控えており、来週の日銀政策決定会合でサプライズ緩和などでない限り、日本市場は当面一進一退の推移が予想されます。
図A.FOMC最初の利下げ前後の日経平均

図B.最初の利下げ前後のNYダウ推移(利下げ日=100)



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