株式市場概況
TOPIX指数は前日比-4.79ポイント(-0.31%)の1550.25ポイントで一日の取引を終えました。東証1部の売買代金は3日ぶりに2兆円を上回りましたが、米国株の下落もあり、日本株は寄付きから弱い展開となりました。
セクター別では精密機器、建設、金属の上昇が大きく、鉄鋼、証券・商品、海運が下げました。スタイルインデックスではマザーズ指数のみが上昇し、TOPIXスモールは変わらず、そのほかの指数は下落となりました。
注目された2月の中国の貿易収支は-603.6億元、輸入(前年比)+44.7%、輸出(前年比)+4.2%と、輸入の拡大から2014年の2月以来、久しぶりの赤字となりました。何の輸入が増加したのかは現状ではわかっていませんが、旧正月休みの影響ではないかとの意見が見られました。人民元が再び安くなり本日は1ドル=6.9元に乗せる場面もあったため、中国の経済指標は注意深く見ておきたいところです。
日本の景気ウォッチャー調査(2月)は現状DIが48.6(前月49.8)、先行きDIが50.6(49.4)となりました。現状の悪化にもかかわらず先行きは明るそうです。先行きの改善に関しては海外情勢への懸念が和らいだことが要因となっています。
月曜の米国市場では株価指数が高値圏にあるにもかかわらず、ニューヨーク取引所上場銘柄の52週安値を更新する銘柄が、52週高値を更新する銘柄よりも多かったようです。このような傾向は市場が不安定になる前によくみられるもので、注意したいところです。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比9.73ポイントの1080.85ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は107(47.1%)、下落銘柄数は114(50.2%)、変わらずは6(2.6%)、売買代金は前日比-192億円の1011億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比75、終値640)、ディー・ディー・エス(3782、前日比126、終値1,080)、ミクシィ(2121、前日比50、終値4,995)、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-90、終値12,640)、サンバイオ(4592、前日比-53、終値1,133)、CYBERDYNE(7779、前日比-10、終値1,665)となりました。売買代金上位銘柄はディー・ディー・エス、ジーエヌアイグループ、メタップス(6172、前日比130、終値3,160)でした。
マザーズ先物は前日比8.5ポイントの1080ポイントで一日の取引を終えました。出来高は1241枚でした。
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