米株高を受け堅調な展開も上値は重く(2016年12月16日)

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+7.95ポイント(+0.52%)の1550.67ポイントで取引を終えました。米国株の上昇が好感され、寄付きから買い優勢の展開でしたが、ここ最近のトレンド通り高値では利食いの動きが多く、寄り後が高値となりその後はじりじりと下げる展開となりました。

セクター別では金属、農林・水産、銀行が強く、下落はその他製品、保険、情報通信となりました。その他製品は、寄与度トップの任天堂がマリオのスマホゲームを今朝出しましたが、材料出尽くし売りに押され大きく下落したため弱含みました。

スタイルインデックスではミッド400が上昇率トップ、それにTOPIXバリューが続きました。東証2部、マザーズの2指数が下落となり、東証1部以外の弱さが目立ちました。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-4.09ポイントの927.02ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は77(35.5%)、下落銘柄数は130(59.9%)、変わらずは10(4.6%)、騰落レシオ(25日)は96.44、売買代金は前日比323億円の1233億円となりました。

下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565,前日比-420円、終値13010円)、イグニス(3689,前日比-740円、終値10610円)、ストライク(6196,前日比-630円、終値5460円)となり、上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121,前日比85円、終値4275円)、FFRI(3692,前日比415円、終値4565円)、メタップス(6172,前日比355円、終値3655円)、売買代金上位はリファインバース(6531,前日比300円、終値7300円)、そーせいグループ、メタップスとなりました。

マザーズ先物は前日比-7ポイントの919ポイントで一日の取引を終えました。出来高は59枚でした。

 

気になった記事

中国国債:10年物は週間で09年以来の大幅な下げか-悪材料重なる

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-16/OI9KLP6JTSEC01

 

中国で金利が急上昇しているようです。しかし一方で人民元の下落も止まっていません。今週発表された中国の資金調達総額は1兆7,400億元まで急増しました。中国の動向に目を向けることを忘れないようにしたいところです。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2016年12月16日)

(10:10)
日銀買いオペ通告 1年以下、10-25年、25年超。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of161216.htm

(12:00)
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba161216.htm

(17:30)
今週の債券市場は、日銀が買いオペで超長期債のオファー金額を増額したことで利回り上昇に歯止めがかかるも、一方、長期債が海外の金利上昇に連れる形で先物中心に軟調な動き続いた。10年債利回りも一時0.1%をつけ、イールドカーブはベアフラットニング。
19日から20日にかけて日銀金融政策決定会合では、現状維持を予想。会合後の総裁会見で、足元の金利上昇についての言及に注目あつまる。

本日の国債利回り


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2016年12月15日)

(17:30)
20年債入札は、波乱なく通過したものの、米国長期金利の先高観で買いの動きは限定的。夕方の欧州時間で米国10年債利回りが2.6%を上回り、JGB先物も日中取引から15銭ほど下回る水準で推移(149.55円 @17:05)。

本日の国債利回り

 


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マザーズ市場投資部門別売買状況(東証・名証・先物も含む)

マザーズ市場(12月1週 2016年12月5日~2016年12月9日)

マザーズ指数は907.02ポイント(12/2)から904.95(12月9日)へと2ポイント弱下げました(安値888.55/12月8日)。売り手は自己が22億円とトップ、それに投資信託の8億円が続きました。買い手は個人の9億円、海外投資家の10億円でした。先物はロールオーバーがあったせいか、自己が売り買い28億円ずつ、海外投資家が売り34億円、買い33億円と珍しく金額が増加していました。

2市場(12月1週 2016年12月5日~2016年12月9日)

TOPIX指数は1477.98(12月2日)から1525.36(12月9日)へと47ポイント上昇しました。海外投資家が2,642億円が買い越しトップとなり、それに投資信託+1,162億円、生保・損保668億円が続きました。売り手は個人が4,271億円でトップ。それに信託銀行-330億円、証券会社-281億円で続きました。信託銀行は現物2,997億円買い、先物3,327億円売りと何らかのオペレーションがあったようです。

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FOMCは2017年の利上げ回数見通しが2回から3回に変わり若干サプライズに(2016年12月15日)

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+4.03ポイント(+0.26%)の1542.72ポイントで取引を終えました。注目されたFOMCでは、予想通り全員一致で政策金利を0.25%引き下げることが決定されました。一方で、2017年の利上げペースが0.75%とこれまでの0.5%から引き上げられたことから、発表後の米国市場では債券利回りは上昇し、株価は下落、ドルが上昇する展開となりました。

日本は寄付き後こそ円安(ドル円は昨日の115円台→117円台に)を好感して、指数は前日比で1%程度上昇する場面があったものの、その後は日本でも若干金利が上昇したことなどを嫌気して利食い優勢となり、前日比でマイナスとなる場面もありました。しかし、昼以降は日銀のETF購入を期待してか底堅い動きとなりました。東証1部の騰落レシオは165.56と1992年以降で最高の値となっています。

セクター別では海運、輸送用機器、精密など円安がメリットとなる株の上昇が目立ちました。一方で、原油価格の下落の影響から鉱業、石油・石炭の下落が大きくなりました。海運は上昇したのですが、足元海運運賃の指数であるバルティックドライ指数が下落傾向にあるのが気になります。

スタイルインデックスではコア30が上昇率トップとなりTOPIXスモールがそれに続きました。一方でマザーズ指数、REITが下落しました。REITは米国の金利の上昇が嫌気され弱い展開となっています。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-1.57ポイントの931.11ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は83(38.2%)、下落銘柄数は126(58.1%)、変わらずは8(3.7%)、騰落レシオ(25日)は106.48、売買代金は前日比-101億円の910億円となりました。

下落寄与度上位銘柄はCYBERDYNE(7779,前日比-18円、終値1614円)、イグニス(3689,前日比-950円、終値11350円)、そーせいグループ(4565,前日比-90円、終値13430円)となり、上昇寄与度上位銘柄はカイオム・バイオサイエンス(4583,前日比80円、終値538円)、FFRI(3692,前日比200円、終値4150円)、ブランジスタ(6176,前日比227円、終値2389円)、売買代金上位はリファインバース(6531,前日比1000円、終値7000円)、イグニス、そーせいグループとなりました。

個別では、カイオム・バイオサイエンスが田辺三菱製薬と新規抗体作製で委受託基本契約を締結したことを昼に発表し、ストップ高まで上昇しました。ブランジスタはスマホゲームのコラボ企画を好感し買われました。

マザーズ先物は前日比-0.5ポイントの926ポイントで一日の取引を終えました。出来高は106枚でした。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会