債券相場は超長期債が下落。明日28日に40年債入札を控える中、22日の日銀の国債買入れオペで超長期ゾーンの減額が行われたことで、29日の定例オペに対する警戒感が売り圧力となったようだ。また米長期金利が時間外取引で4.5%まで上昇したことも相場の上値を重くした。一方、中長期債は小幅な動き。月末に向けたインデックス買いなど良好な需給関係への期待感が下支えとなっているとの見方。
【メモ】
*****
日本国債並びに日本国債先物市場で気になるポイントをとりあげます。
債券相場は超長期債が下落。明日28日に40年債入札を控える中、22日の日銀の国債買入れオペで超長期ゾーンの減額が行われたことで、29日の定例オペに対する警戒感が売り圧力となったようだ。また米長期金利が時間外取引で4.5%まで上昇したことも相場の上値を重くした。一方、中長期債は小幅な動き。月末に向けたインデックス買いなど良好な需給関係への期待感が下支えとなっているとの見方。
【メモ】
*****
債券相場は下落。22日に日銀が買い入れオペでオファー額を減額したことで超長期債を中心に下落した流れが、この日も続いた。米長期金利が時間外取引で上昇したことも圧迫要因となった。ここもと短期間で相場上昇しただけに、巻き戻しの幅も下値の抵抗力も弱さから、大きくなった印象。この日の流動性供給入札結果は強めだったが、相場の反応は限定的だった。
【メモ】
☆流動性供給入札(393回、残存5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 0.033%、募入平均利回り較差0.031%、応札倍率4.38倍(前回3.58倍)。
債券相場は下落。長期金利が2カ月ぶり低水準を付け、相場の高値警戒感が出たことに加えて、日銀がこの日の定例の国債買入れオペで長期と超長期ゾーンのオファー額を減額したことで、売りが優勢の展開となった。足元での急ピッチな金利低下に日銀が対応したものと市場はとらえられており、長期金利の0.7%以下は買えないとの声も聞かれた。来週30日に公表される12月のオペ日程にも注目が集まりそう。
【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4500億円、5-10年5250億円(500億円減額)、25年750億円(250億円減額)。応札倍率は、2.57、3.00、1.86、2.39倍。
債券相場は大幅上昇した。この日行われた20年債入札が堅調な結果となったことや米長期金利が時間外取引で一段と低下したことで買い圧力が強まった。
長期金利は約2カ月ぶりの水準まで低下 (0.690%)、日銀の植田総裁が「マイナス金利政策を解除する上で、年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」との発言報道(9/11)をきっかけに大きく下げる前の水準まで回復した。米金利の低下基調やドル円相場の円高の流れが日銀政策変更観測を弱めているとの見方。
先物の限月交代が意識される中、12月限は中心限月に移行後の高値を付ける形となっており、買戻し圧力もしばらく続くかもしれないとの声も聞かれた。
【メモ】
☆20年債入札(186回,CPN1.5%)落札結果 最低落札価格101円05銭(1.432%)、平均落札価格101円19銭(1.423%)、応札倍率3.54倍(前回2.97倍) (事前予想価格101円00銭)
債券相場は上昇。先物の限月交代や12月の国債大量償還に伴う潜在的な買い需要が意識され始め、ドル円相場も10月以来の円高水準に振れていることから買いが優勢の展開となった。ただ明日の20年債入札対する警戒感が、前回入札が不調だったこともあり依然強く、上値を抑える形となった。足元での金利低下ピッチが速く、高値警戒感があるものの、投資家は買い遅れ気味で底堅い動きが続くとの見方。
【メモ】
*****