債券相場は下落。長期金利は2013年5月以来の水準となる0.98%まで上昇した。日銀による早期の国債買い入れ減額や追加利上げ観測が続く中、前日の米長期金利上昇や為替相場の円安圧力が売りにつながった。自律反発的な動きから一時上昇に転じた先物も長くは続かず、明日の40年債入札を見極めるべく積極的な売買は見送られたようだ。
【メモ】
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日本国債並びに日本国債先物市場で気になるポイントをとりあげます。
債券相場は下落。長期金利は2013年5月以来の水準となる0.98%まで上昇した。日銀による早期の国債買い入れ減額や追加利上げ観測が続く中、前日の米長期金利上昇や為替相場の円安圧力が売りにつながった。自律反発的な動きから一時上昇に転じた先物も長くは続かず、明日の40年債入札を見極めるべく積極的な売買は見送られたようだ。
【メモ】
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債券相場は下落。前週末の米国金利上昇に加え、日銀の利上げやオペ減額観測を背景にした売りが続いた。またこの日の新発の物価連動債入札が事前予想を上回る順調な結果となり、期待インフレの上昇が示唆されたことも重しとなった。新発10年債利回りは昨年11月1日に付けた0.970%を超え、13年5月以来の水準に上昇(0.975%)。明日21日に日銀の「金融政策の多角的レビュー」に関する第2回ワークショップを開催することもあり、関係者の発言等を警戒して動きづらいとの声もあった。
【メモ】
☆10年物価連動債入札(29回、CPN0.005%)落札結果
発行価格105円70銭、(0.545%)、
応札倍率4.27倍(前回3.00倍)、(事前予想価格105円00銭)
債券相場は下落。米国のインフレ鈍化のペースが極めて緩慢だとする金融当局者の発言などを受けて米長期金利が上昇したことが国内債相場への重しとなった。日銀はこの日の国債買い入れオペのオファー額を据え置いたことで、一時、先物を中心に買いが入ったが、長くは続かず徐々に押し戻された。為替市場での円安圧力が根強いことが、結果的に日銀の早期の追加利上げと国債買い入れオペ減額に対する警戒感を強める形となっているようだ。
【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4250億円、25年超750億円。
応札倍率は、1.98、1.81,2.73、3.13倍。
債券相場は上昇。米CPIの結果を受けて長期金利が大幅低下した流れを引き継いだ。警戒感が強かったこの日の20年債入札も外部環境の改善が追い風となり順調な結果となった。ただ明日に、今週2度目の日銀買入れオペを控えており、減額修正の有無が注目されていることから、買い一巡後は、模様眺めの展開だった。
【メモ】
☆20年債入札(188回、CPN1.6%)落札結果
最低落札価格97円90銭(1.742%)、平均落札価格98円01銭(1.734%)、
応札倍率3.65倍(前回3.05倍)、(事前予想価格97円86銭)
債券相場は小幅高。米3月分PPIの下方修正を受けて米長期金利が低下した流れに加え、13日の国債買いオペ減額後の利回り上昇の反動から買いが入った。もっとも米CPIの発表や明日の20年債入札を控えて、投資家は様子見姿勢となっているようで、動きの中心は買戻しのようだ。4月米CPIについては鈍化が見込まれているが、先月が予想に反して強く出たことで金利の上昇を招いたため引き続き警戒感が強い。先物は夜間取引に入って、欧米金利の低下に連れる形で、じり高の動きで144円台を回復しているが、いずれにしても結果次第で上下に振れる可能性が高いとの見方。
【メモ】
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