JGBトレーディングフロア(2024年8月6日)

債券相場は大幅反落。前日大幅高となった反動や日本株の急反発で大きく値下がりしてスタート、その後この日の10年債入札が低調な結果となり、先物を中心にさらに売りが強まったが、取引終盤にかけては下げ幅を縮めた。10年債の入札結果は、最低落札価格が市場予想を大幅に下回り、テール(落札価格の最低と平均の差)も50銭と前回の2銭から大幅に拡大し、03年以来の大きさとなった。国内金融市場の混乱と重なり、水準感が定まらず消極的にならざるを得ない状況だったようだ。国内株式市場やドル円相場の落着くまでは、市場参加者も限られ、引き続きボラタイルな状況が予想される。

【メモ】
☆10年債入札(375回、CPN1.1%)落札結果
最低落札価格101円07銭(0.981%)、平均落札価格101円57銭(0.926%)、
応札倍率2.98倍(前回3.23倍)、(事前予想価格101円66銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年8月5日)

債券相場は大幅高。先週末に米国で7月の雇用統計が予想を下回り、長期金利が急低下したことを受け買いが先行した。大幅上昇で長期国債先物は取引を一時中断する「サーキットブレーカー」も発動し、長期金利指標である新発10年債利回りは前日比0.205%低下した0.750%をつけた。国内株価の大幅下落によるリスク回避の動きが強まり、日銀の追加利上げ観測による売り建てポジションも買戻しを余儀なくされたようだ。米国経済が失速すればFRBの年内の利下げ回数や下げ幅の拡大が見込まれ世界的な景気減速となれば、日銀も利上げは難しくなるとの見方。

【メモ】
☆日経平均株価4451円安 下げ幅ブラックマンデー超え最大

☆(号外)


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JGBトレーディングフロア(2024年8月2日)

債券相場は大幅上昇。長期金利は0.9%台に低下し、1カ月半ぶりの低水準を付けた。米国で景気懸念から長期金利が2月以来の4%割れとなった流れを引き継いだほか、日本株の急落を受けて安全資産としての国債に投資資金が流れた。今はこのリスクオフがどのくらい深刻になるのか見極める状況との見方で、今晩の米国雇用統計次第ではさらに長期金利への低下圧力がかかりそう。米国経済の悪化が深刻化すれば、日銀の追加利上げも難しくなるとの声も聞かれた。なお日銀は減額計画発表後最初の買い入れオペを通知、応札倍率は減額した分、やや高めとなったが、相場への影響は限定的だった。

【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3500億円、3-5年3750億円、5-10年4500億円、
応札倍率は、2.05、2.78、2.51、2.43倍。


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JGBトレーディングフロア(2024年8月1日)

債券相場は長期債が上昇。パウエルFRB議長が9月にも利下げする可能性を示唆したことを受け、米長期金利が大きく低下した流れを引き継いだ。 日銀が前日の金融政策決定会合で発表した国債買い入れ減額計画が予想の範囲だったことも長期債の支援材料になった。一方、日銀による追加利上げを受けて2年債は売られ、利回りは08年12月以来の水準(0.460%)に上昇した。 日銀は今後も利上げを継続することを示唆したこともあり 目先的にはイールドカーブのフラット化が強まりそうだが、国債買い入れ減額も徐々に需給に影響を及ぼし、長期ゾーンも再び金利上昇圧力につながるとの見方。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2024年7月31日)

債券相場は大幅安。この日の日銀政策決定会合で、0.15%の追加利上げと、国債の買入れを2年で半減することを発表した。取引開始前から新聞等による観測報道が伝わったことで、売り先行でスタートしたが、結果的に利上げ幅や国債の買い入れ減額計画が市場参加者の見方に沿った形となり、結果発表後は先物が買われるなど、影響は限られたようだ。また日銀決定会合の公表文でも経済・物価が見通しに沿えば利上げを続けるとしているが、一方でそのピッチは緩やかとの声も多く、この日のイールドカーブのフラット化が、それを表しているとの見方。

【メモ】
植田日銀総裁会見要旨(出所:Bloomberg)
<金融政策>
政策金利の変更後も緩和的な金融環境は維持される / 0.5%という政策金利水準、特に意識しているわけではない / 利上げでも実質金利は非常に低い、景気にマイナス影響ない / 経済・物価見通しに沿って動けば、引き続き金利上げていく / 今回の利上げ、主な理由は経済・物価のオントラック / 円安による想定以上の物価押し上げ、重要なリスクと認識 / 円安は必ずしも今回の利上げの最大の要因ではない
<国債買い入れ減額計画>
しっかりした減額計画を決定することができた / 長期金利急上昇なら機動的に国債購入増、指し値オペ実施 / 必要な場合は決定会合で減額計画の見直しもあり得る

<為替相場>
為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている / 輸入物価が再び上昇、先行き物価上振れリスクに注意必要 / 金融・為替市場の動向や経済・物価への影響を十分注視

<経済、物価情勢>
個人消費、物価上昇の影響見られるが底堅く推移している / 基調的な物価上昇率、2%に向かって上昇する動き続いている / 円安もあり輸入物価が再び上昇、物価の上振れリスクに注意する必要 / 長期化している高いインフレの負担、申し訳なく思っている


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