JGBトレーディングフロア(2024年5月28日)

債券相場は下落。長期金利は1.035%と前日に続き12年ぶりの高水準を更新した。日銀の政策修正への警戒感が強く、この日の2月以来2回目となる10年GX移行国債入札は、前回よりも発行額が減ったものの金利先高観から弱めの結果となり、応募者利回りが新発10年債利回りを上回ったことで、グリーニアムと言われたプレミアムが剥落、先物もややネガティブに反応した。安値(143円38銭)は、日銀の金融正常化の起点となった昨年7月のYCC修正以降の最安値143円44銭(23年11月1日)を下回った。

【メモ】
☆10年クライメート・トランジション債入札(2回、CPN1.0%)落札結果
発行価格99円63銭、(応募者利回り1.040%)、
応札倍率3.13倍(前回2.90倍)、(事前予想利回り1.03%)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年5月27日)

債券相場は下落。長期金利は先週に続いて上昇、12年ぶり高水準を更新した(1.025%)。日銀による金融正常化への警戒感が引き続き重しとなっており、この日の内田副総裁の講演での発言も正常化に前向きと捉えられたようだ。また日銀植田総裁も25日にイタリアで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議後の会見で、12年ぶりの1%台に上昇している長期金利に関し、「長期金利は金融市場で形成されることが基本になる」と語ったことで、投資家の買い姿勢はより慎重になったとの声も聞かれた。明日に2回目の10年GX債の入札を控えているほか、米国市場が休場になることで取引終盤はもみ合いとなった。

【メモ】
☆日銀内田副総裁講演内容~わが国における過去25年間の物価変動「日本銀行金融研究所主催2024年国際コンファランス」における基調講演の邦訳~


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JGBトレーディングフロア(2024年5月24日)

債券相場は、長期金利が12年ぶりの高水準(1.005%)を付けた。前日の米長期金利の上昇を受けて売りが先行、この日の流動性供給入札が弱めの結果となったことも売りにつながった。日銀による国債買い入れの減額や追加利上げへの警戒感も続いており、積極的な買いは6月会合までは期待しづらいが、来週は月末のインデックス買いなどによる需給面での下支え効果で金利上昇はやや緩やかになるのではとの声も聞かれた。

【メモ】
☆流動性供給入札(406回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.002%、募入平均利回り較差-0.006%、
応札倍率3.02倍(前回3.13倍)


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JGBトレーディングフロア(2024年5月23日)

債券相場は先物や中期債が上昇。日銀がこの日の国債買い入れオペで減額を見送ったことに加え、残存期間1年超3年以下のゾーンのオペ入札では応札額が予定額に届かない「札割れ」となり、タイトな需給関係が連想され買い優勢の動きとなった。札割れは2013年の異次元緩和導入以降では初めて。ただ短いゾーンに限られたほか、札割れが結果的に次回以降の減額修正への口実に成り得るとの見方もあって、長期・超長期債はむしろ上値を重くしたようだった。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4250億円。
応札倍率は、1.00(未達)、1.81,2.31、2.36倍。


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JGBトレーディングフロア(2024年5月22日)

債券相場は超長期債を中心に下落、新発10年国債利回りは異次元緩和が始まった直後の13年5月以来となる1%を付けた。根強いインフレ圧力と為替相場の円安で、日銀が早期に国債買い入れの減額や追加利上げに踏み切るとの観測が背景。この日の40年債入札も金利の水準感から一定の需要が期待されたが、弱めの結果となったことで需給悪化を意識する材料となった。市場は明日の日銀買入れオペに注目しているが、足元の金利の上昇を勘案すると、オペ額の減額は回避されそうとの見方も出てきている。

【メモ】
☆40年債入札(17回、CPN2.2%)落札結果
発行価格98円17銭、(応募者利回り2.270%)、
応札倍率2.21倍(前回2.49倍)、(事前予想利回り2.260%)


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