債券相場は下落。原油価格が一段と上昇する中、期待インフレ率の高まりから米長期金利が上昇したことを受けて、国内債も売りが優勢となり、超長期ゾーンを中心に下げたことでイールドカーブもスティープ化した。またこの日行われた5年債もやや弱めのさえない結果となった。
【メモ】
☆5年債入札(150回,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円04銭(-0.003%)、平均落札価格100円06銭(-0.007%)、応札倍率3.29倍(前回3.39倍)。(事前予想価格100円05銭)
日本国債並びに日本国債先物市場で気になるポイントをとりあげます。
債券相場は下落。原油価格が一段と上昇する中、期待インフレ率の高まりから米長期金利が上昇したことを受けて、国内債も売りが優勢となり、超長期ゾーンを中心に下げたことでイールドカーブもスティープ化した。またこの日行われた5年債もやや弱めのさえない結果となった。
【メモ】
☆5年債入札(150回,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円04銭(-0.003%)、平均落札価格100円06銭(-0.007%)、応札倍率3.29倍(前回3.39倍)。(事前予想価格100円05銭)
債券相場は上昇。ロシアのウクライナ侵攻が激しさを増していることや、対ロシア制裁強化による世界経済への影響を懸念したリスク回避の動きが強まった。
米長期金利がこの日の時間外取引で一段と低下したことも支援材料になった。ただ日本国債のVIX指数が3.19ptsと2021年2月以来の高水準をつけており、海外金利の上昇や日銀の政策変更の思惑などが再び材料視される可能性など、一方向への動きには懐疑的な見方もあるようだ。
【今週のスケジュール】
3/7
<国内予定>
日銀,コール市場残高(2月)
<海外予定>
【米国】エネルギー国際会議「CERAウイーク」(ヒューストン) / 者信用残高(1月)
【欧州】独製造業受注(1月)
【その他】中国外貨準備高(2月) / 易収支(2月)
3/8
<国内予定>
毎月勤労統計(1月) /国際収支:経常収支(1月) / 銀行貸出動向(2月) / 倒産件数(2月) / 景気先行指数(2月) / 景気ウォッチャー調査(2月)
<海外予定>
【米国】米3年債入札 / 米アップル,新製品発表イベント開催 / 米貿易収支(1月) / 米卸売在庫 (1月)
【欧州】ユーロ圏GDP(4Q) / 独鉱工業生産(1月)
【その他】*****
3/9
<国内予定>
日銀国債買いオペ(1-3,5-10年) / GDP(4Q) / 工作機械受注(2月)
<海外予定>
【米国】米10年債入札 / 米求人件数(1月)
【欧州】*****
【その他】 韓国大統領選 / 中国PPI・CPI(2月)
3/10
<国内予定>
カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス1周年記念フォーラム / 国内企業物価指数(2月) / 東京オフィス空室率(2月)
<国内決算>
積水ハウス(1928)
<海外予定>
【米国】米30年債入札 / 米CPI(2月) / 米家計純資産変化(4Q) / 米財政収支(2月)
【欧州】ECB政策金利発表,総裁記者会見 / EU首脳会議(非公式,ベルサイユ)
【その他】*****
<海外決算>
JDドットコム
3/11
<国内予定>
日銀,CP買い入れオペ / 家計支出(1月) / 景況判断BSI大企業全産業(1Q)
<海外予定>
【米国】米ミシガン大学消費者マインド指数(3月)
【欧州】独CPI(2月) / 英鉱工業生産(1月)
【その他】*****
<海外決算>
ウィーワーク
債券相場は上昇。取引開始後の早い時間にロシアがウクライナにある欧州最大の原子力発電所を砲撃したことが伝わり、リスク回避の動きから米長期金利が時間外取引で急低下する中で国内債も買いが優勢となり、国債先物3月限も一時151円15銭まで上昇した。
その後、砲撃の被害状況で主要施設への影響が限定的、との報道などから徐々に上げ幅を縮める展開。ただ、ロシアのウクライナ侵攻はについて依然不透明感強く、また今晩には米国雇用統計の発表を控えており、午後は様子見の状況が続いた。
債券相場は先物中心に大幅高。ウクライナ情勢の悪化に伴う原油高や景気懸念を背景に欧米金利が大幅に低下したことを受けて買い圧力が高まった。
新発5年国債利回りは約1カ月ぶりにマイナス圏に沈んだほか、先物中心限月も引け値ベースで1/13以来の151円台回復となった。国際商品市況が軒並み上昇し、市場はコストプッシュインフレを警戒。今晩行われるパウエルFRB議長の議会証言で、利上げに対する姿勢が注目される。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは,1年以下1500億円、1-3年4500億円、3-5年4500億円、10-25年1500億円。(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ4.02、2.77、1.89、3.42。
債券相場は長期債や先物が上昇。ロシアに対する経済制裁とそれに伴う資源価格の高騰による世界経済への影響が懸念された。この日の10年債入札も順調に通過した。一方、超長期ゾーンは3日の30年債入札を控えた上値が重かった。
【メモ】
☆10年債入札(365回,CPN 0.1%)落札結果
最低落札価格99円22銭(0.180%)、平均落札価格99円23銭(0.179%)、応札倍率3.24倍(前回3.27倍)。(事前予想価格99円20銭)
☆日銀審議委員の鈴木氏、片岡氏の後任に岡三証・高田氏と三井住友銀・田村氏