債券相場は下落。前日の米長期金利が大幅上昇したことで国内債も売りが先行、その後も米長期金利は時間外取引で2019年6月以来の水準2.16%台まで上昇し、連れる形で下げ幅を広げた。また昨日堅調だった超長期金利は、その反動も受けて上昇幅が大きくなり、利回り曲線はスティープ化した。
☆流動性供給入札(353回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
最大利回較差 0.015% 平均利回較差0.014% 応札倍率3.87倍(前回3.90倍)。
日本国債並びに日本国債先物市場で気になるポイントをとりあげます。
債券相場は下落。前日の米長期金利が大幅上昇したことで国内債も売りが先行、その後も米長期金利は時間外取引で2019年6月以来の水準2.16%台まで上昇し、連れる形で下げ幅を広げた。また昨日堅調だった超長期金利は、その反動も受けて上昇幅が大きくなり、利回り曲線はスティープ化した。
☆流動性供給入札(353回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
最大利回較差 0.015% 平均利回較差0.014% 応札倍率3.87倍(前回3.90倍)。
債券相場は長期債が下落。16日のFOMCの結果発表を控える中、米10年債利回りが時間外取引で2%台に上昇したことを受けて国内債も売り圧力が掛かった。一方、超長期債は年度末に向けた買い需要の観測もあり相対的に堅調に推移し、イールドカーブはフラット化。
【今週のスケジュール】
3/14
<国内予定>
営業毎旬報告(3月10日現在)
<国内決算>
神戸物産(3038)
<海外予定>
【米国】*****
【欧州】ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)
【その他】*****
<海外決算>
*****
3/15
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)
<国内決算>
*****
<海外予定>
【米国】米FOMC(16日まで) / 米PPI(2月) / ニューヨーク連銀製造業景況指数(3月) / 対米証券投資(1月)
【欧州】EU財務相理事会 / OPEC月報 / ドイツ2年国債入札 / ユーロ圏鉱工業生産(1月) / 独ZEW期待指数(3月) / 英失業率(11-1月)
【その他】 中国小売売上高・工業生産・都市部固定資産投資(1-2月)
<海外決算>
フォルクスワーゲン
3/16
<国内予定>
国庫短期証券(1年)入札 / 日銀国債買いオペ(1-3,3-5,5-10年,25年超) / 貿易収支(2月) / 工業生産(1月)
<国内決算>
*****
<海外予定>
【米国】FOMC声明発表,パウエル議長会見 /小売売上高(2月) /輸入物価指数(2月) /NAHB住宅市場指数(3月) /企業在庫(1月)
【欧州】ドイツ10年国債入札 / 北大西洋条約機構(NATO),臨時国防相会合
【その他】中国新築住宅価格(2月)
<海外決算>
BMW / 鴻海精密工業
3/17
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 機械受注(1月) / 資金循環統計(10-12月期速報) / 首都圏新築分譲マンション(2月)
<国内決算>
*****
<海外予定>
【米国】米住宅着工件数(2月) / 米鉱工業生産(2月) / フィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月)
【欧州】英中銀,政策金利発表 / ラガルドECB総裁講演 / 欧州新車販売台数(2月) / ユーロ圏CPI(2月)
【その他】*****
<海外決算>予定
フェデックス / ゲームストップ
3/18
<国内予定>
日銀が金融政策決定会合,黒田総裁会見 / 全国CPI(2月) / 第3次産業活動指数(1月)
<国内決算>
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<海外予定>
【米国】景気先行指標総合指数(2月) / 中古住宅販売件数(2月)
【欧州】
【その他】ロシア中銀,政策金利発表
<海外決算>
*****
債券相場は超長期債を中心に下落。ECBが量的緩和の縮小加速する方針を示し、欧米長期金利が上昇したことを受けて国内債も売りが優勢だった。
中長期債は株価下落によるリスク回避の動きで朝方の下げを取り戻した。なお長期国債先物は、夜間取引に入って中心限月が6月限りに移行した。3月限と6月限の限月間スプレッドは、おおむね14~17銭で推移した。
債券相場は下落。欧米金利の上昇を受けて売りが先行、ロシアとウクライナの停戦期待や、EUの共同債発行の動きがリスク選好につながった。
また今晩は、世界的なインフレに向けた対応が示されるECB理事会や、高進予想の米国2月のCPI発表を控え、引けにかけてその警戒感が売り圧力となったようだ。一方でこの日の20年国債入札は無難に通過し、超長期ゾーンの上昇幅は相対的に限られた。
【メモ】
☆20年債入札(179回リオープン,CPN 0.5%)落札結果
最低落札価格97円40銭(0.648%)、平均落札価格97円47銭(0.644%)、応札倍率2.93倍(前回3.39倍)。(事前予想価格97円35銭)
債券相場は中長期債が続落する一方で超長期債は反発し、イールドカーブはツイストフラット化した。原油価格など国際商品市況の上昇によるインフレへの警戒感が強まっていることや、EUによる債券の共同発行に関する報道を受けて財政拡大への懸念が重しになった。超長期債も朝方大きく値を下げたが、午後に入り投資家の押し目買いが強まった格好。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、 1-3年4500億円、5-10年4250億円。(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ2.63、1.64倍。