JGBトレーディングフロア(2022年5月6日)

債券相場は下落。前日の米長期金利がFRBのインフレ制御をめぐる不透明感から利上げペースの加速が警戒され一時2018年11月以来の3.10%を付ける動きとなり、国内債も先物を中心に売り先行で始まった。その後は、日銀の10年債0.25%の指し値オペが下支えとなり同カレント債も0.240%止まり。
一方、超長期ゾーンは、相対的に金利上昇が大きくなりイールドカーブもスティープ化したが、連休の谷間や今晩の米国雇用統計などを控えていることもあり、積極的な動きは限られた様子。なお、指値オペの応札額はこの日もゼロだった。

【メモ】
流動性供給入札落札結果(第357回、残存期間1年超5年以下)
最大利回較差 +0.007% 平均利回較差0.005% 応札倍率4.42倍(前回2.04倍)。

【来週のスケジュール】
5/9
<国内予定>
国庫短期証券(6カ月)入札 / 日銀金融政策決定会合議事要旨(3月17・18日分) / 毎月勤労統計(3月) / 日本複合PMI(4月)
<国内決算>
川崎汽船(9107) / 日本郵船(9101) / ユニチャム(8113)ほか
<海外予定>
【米国】米卸売在庫(3月)
【欧州】*****
【その他】香港休場 / 中国貿易収支(4月) / 中国経済全体のファイナンス規模,新規融資,マネーサプライ (15日までに発表)
<海外決算>
*****

5/10
<国内予定>
10年利付国債入札 / 家計支出(3月)
<国内決算>
出光興産(5019) / 三菱商(8058) / ソニーG(6758) / 任天堂(7974)ほか
<海外予定>
【米国】アトランタ連銀総裁講演 / 米3年債入札
【欧州】欧州復興開発銀行(EBRD)年次総会(モロッコ・マラケシュ) / ドイツ5年債入札 / 独ZEW期待指数(5月)
【その他】韓国大統領に尹錫悦氏が就任
<海外決算>
バイエル / ペロトン

5/11
<国内予定>
景気先行指数(3月)
<国内決算>
小野薬(4528) / オリンパス(7733) / オリックス(8591) / スズキ(7269) / ソフトバンク (9434) / 武田薬(4502) / TDK(6762) / トヨタ(7203)ほか
<海外予定>
【米国】アトランタ連銀総裁講演 / 米10年債入札 / CPI(4月) / 財政収支(4月)
【欧州】ドイツ10年入札 / 独CPI(4月)
【その他】中国PPI(4月) / 中国CPI(4月)
<海外決算>
ウォルト・ディズニー

5/12
<国内予定>
30年利付国債入札 / 日銀CP買い入れオペ / 金融政策決定会合における主な意見(4月27・28日分) / 国際収支:経常収支(3月) / 貸出動向(4月) / 東京オフィス空室率(4月) / 景気ウォッチャー調査(4月)
<国内決算>
三菱重(7011) / NTT(9432) / ソフトバンクG(9984) / 資生堂(4911) / 東エレク(8035) / 日産(7201) / マクドHD(2702) / りそなHD(8308) / 三井住友TH(8309)ほか
<海外予定>
【米国】米大統領,東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳とサミット(ワシントン) / 30年債入札 / 米PPI(4月)
【欧州】G7外相会合(独ワイセンハウス) / OPEC月報 / 英鉱工業生産(3月) / 英GDP(1Q)
【その他】*****
<海外決算>
シーメンス / メルク / コメルツ銀 / ウィーワーク / 鴻海精密工業

5/13
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / マネーストックM2(4月)
<国内決算>
鹿島(1812) / エネオス(5020) / 日清食品H(2897) / ゆうちょ銀(7182) / みずほFG(8411) / かんぽ生命(7181) / 三井不(8801) / 日本郵政(6178) / 楽天G(4755) / 三井住友FG(8316) / 東芝(6502)ほか
<海外予定>
【米国】輸入物価指数(4月) / ミシガン大学消費者マインド指数(5月)
【欧州】ユーロ圏鉱工業生産(3月)
【その他】露GDP(1Q) / 露CPI(4月)
<海外決算>
*****


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年5月2日)

債券相場は下落。インフレ懸念の強まりを背景に米長期金利が大幅に上昇する中、4日に開かれる米FOMCを警戒して売買が細る中、先物を中心に売り圧力が掛かった。一方、日銀は、この日より原則毎営業日の指値オペを行うことを通知しており、相場の下支えとなった。なおこの日の応札額はゼロだった。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年4月28日)

債券相場は午後に大幅上昇。この日の昼に発表された日銀金融政策決定会合で、現状の政策を据え置いた上で、国債を無制限に買入れる指し値オペを毎営業日実施する方針を決めたことを受けて買い圧力が強まった。
フォワードガイダンスの修正や長期金利上限の拡大なども一部で想定される中でこの発表は想定外の印象強く、長期金利の上限0.25%を堅持する姿勢を一段と強めるとの見方が買いにつながった。

【メモ】
☆日銀黒田総裁会見:(指値オペ強化について)
(オペの有無から政策を探ろうとする市場の)「臆測を払しょくするため」
「市場の不安定性を減じることにつながる」
(これまで実施してきた指し値オペ自体が)「何か変化するということではない」
また「より円安を促すものではない」
(為替の最近の急激な変動がマイナスに作用するとの認識は)「鈴木俊一財務相と同じ」。

【来週のスケジュール】
5/2
<国内予定>
日本製造業PMI(4月) / 消費者態度指数(4月) / 自動車販売台数(4月)
<国内決算>
三井物
<海外予定>
【米国】建設支出(3月) / ISM製造業景況指数(4月) / S&Pグローバル・ユーロ圏製造業PMI(4月)
【欧州】英国休場
【その他】香港休場 / 中国休場(4日まで)
<海外決算>
NXPセミコンダクターズ

5/3
<国内予定>
祝日(憲法記念日)
<海外予定>
【米国】FOMC(1日目) / 自動車販売(4月) / 求人件数(3月) / 製造業受注(3月)
【欧州】ユーロ圏財務相会合(ユーログループ) / ユーロ圏失業率(3月) / ユーロ圏PPI(3月) / 独失業率(4月)
【その他】豪中銀,政策金利発表 / 香港GDP(1Q,速報値)
<海外決算>
BNPパリバ / ファイザー / AIG / アドバンスト・マイクロ・デバイセズ / スターバックス

5/4
<国内予定>
祝日(みどりの日)
<海外予定>
【米国】FOMC声明発表,パウエル議長記者会見 / 貿易収支(3月) / ISM非製造業総合景況指数(4月)
【欧州】ドイツ10年債入札 / 日イタリア首脳会談 / S&Pグローバル・ユーロ圏サービス業・総合PMI(4月) / ユーロ圏 小売売上高(3月) / 独貿易収支(3月)
【その他】*****
<海外決算>
フォルクスワーゲン / モデルナ / エアバス / ウーバー / イーベイ

5/5
<国内予定>
祝日(こどもの日)
<海外予定>
【米国】*****
【欧州】英中銀政策金利と金融政策報告発表 / 英地方選・北アイルランド議会選挙 / 「OPECプラス」閣僚級会合 / 日英首脳会談 / 独製造業受注(3月)
【その他】アジア開発銀行年次総会第1ステージ,総務会(オンライン) / 中国財新コンポジットPMI(4月) / 中国財新サービス業PMI(4月)
<海外決算>
BMW / クレディ・アグリコル / シェル / ソシエテ・ジェネラル

5/6
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間1年超5年以下)
東京CPI(4月) / マネタリーベース(4月) / 営業毎旬報告(4月30日現在)
<国内決算>
丸紅 / JFEHD / JAL / HOYA
<海外予定>
【米国】雇用統計(4月) / 消費者信用残高(3月) / ニューヨーク連銀総裁挨拶 / ウォラーFRB理事とセントルイス連銀総裁パネル討論会参加 /
【欧州】独鉱工業生産(3月)
【その他】*****
<海外決算>
INGグループ


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2022年4月27日)

債券市場で長期金利は横ばい。前日の米長期金利が米国や中国の景気の先行きに対する警戒感から低下した流れを受けて国内債も買い先行で始まったが、米長期金利が時間外取引で反転上昇基調となると上げ幅を縮めた。
日銀金融政策決定会合の結果発表を翌日に控える中、前日の指値オペ延長の通知で、先物などに一部買い戻しの動きも見られたが長くは続かず、10年金利も0.240%で横ばい。

【メモ】
☆2年債入札(436回,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円11銭0厘(-0.050%)、平均落札価格100円11銭8厘(-0.054%)、応札倍率4.34倍(前回5.43倍)。(事前予想価格100円11銭0厘)
☆5-10年(10年364~366回)指値オペ落札額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年4月26日)

債券相場は上昇。前日の米長期金利の低下の流れを受けて買いが先行したが、27-28日での日銀会合を前に政策変更の思惑などが燻る中、この日の定例の日銀オペでのオファー額が据え置かれたことや応札倍率の高まりなどから午後は下げる場面も見られた。
その後、午後4時に日銀が連続指し値オペを28日まで延長すると発表したことを受けて、長期金利は横ばいから小幅低下に転じ、先物も夜間取引で引け値を上回る動きとなった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、3-5年4750億円、5-10年5000億円、25年超500億円、物価連動債600億円(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ1.80、2.71、5.20、4.63倍。
☆5-10年(10年364~366回)指値オペ落札額9215億円。


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