JGBトレーディングフロア(2022年5月13日)

債券相場は上昇。前日の米長期金利が2.8%台前半まで低下するなど、金利上昇に一服感が広がっていることを受けて買いが優勢だった。もっとも、日銀が0.25%で無制限に買い入れる指し値オペの影響で、長期金利の指標となる10年債は、米国債や他の年限に比べて割高感が強く、金利低下幅は限られた。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下1500億円、1-3年4750億円、3-5年4750億円、5-10年超5000億円(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ2.55、2.04、3.2倍。

☆5-10年(10年364~366回)指値オペ落札額0億円。

☆日銀黒田総裁講演要旨(内外情勢調査会)
フォワードガイダンスの緩和バイアスは「維持することが適当」、
「現在の金融緩和を縮小することが適当とは考えていない」、
(連続指値オペの毎営業日実施について)「先行きの政策スタンスを推し量ろうとする動きも見られていた」、
(最近の資源価格の上昇などで目先2%程度まで物価上昇率が高まるものの)「エネルギー主導であり、持続力を欠く」
「生産性と物価の上昇率と整合的で、持続可能な名目賃金の上昇率は3%程度になる」
「感染症は依然として経済の下押し要因として作用している」
(上海など中国でのロックダウンによる物流網の混乱が)「供給面から制約し始めている点には注意が必要」
「感染症やウクライナ主因に当面下振れリスク大きい-経済」
「物価が欧米とは全く異なることを改めて強調しておきたい」
「為替市場含めた国際金融資本市場が不安定化するリスクも」
「2%程度へ高まるが品目間の広がり乏しい-22年度物価」中長期のインフレ予想が急激に上昇しているわけではない」
「日銀は政府が経営を支配している法人ではない」ほか(出所:Bloomberg)


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光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年5月12日)

債券相場は先物中心に上昇。米長期金利が時間外取引で低下していることに加え、日銀の連日指し値オペが相場を支える形。この日の30年国債入札の結果が弱めだったことを受けて超長期債は一時下落したが、その後は値を戻した。

【メモ】
☆30年債入札(74回,CPN 1.0%)落札結果
最低落札価格99円40銭(1.026%)、平均落札価格99円64銭(1.015%)、応札倍率3.08倍(前回3.05倍)。(事前予想価格99円60銭)


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JGBトレーディングフロア(2022年5月11日)

債券市場は先物中心に上昇するも現物債は総じて横ばいの動きで長期金利も0.245%で高止まり。
今晩の米国CPI発表を控え様子見の色合いが強いことや、30年債入札を控えて動きにくいことに加え、日銀の0.25%指し値オペによって10年債が他年限に比べて割高感があるため、積極的な買いが入りにくい。
一方で先物は、海外金利の上昇につれる形で下げが続いていたことから、巻き戻しの余地も相対的に大きいようだ。


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JGBトレーディングフロア(2022年5月10日)

債券相場は先物中心に上昇。前日の米国市場で長期金利が低下したことを背景に買いが優勢だったが、この日の10年債入札通過後は、相場の上値が抑えられた。10年国債入札は、応札倍率が2005年以来の高水準となるも落札価格は事前予想に比べてやや弱めの結果。日銀の0.25%指値オペによって下値は限られるものの、その結果、他年限に比べて割高に位置していることで投資妙味がなく、流通量の減少に係る買い戻しニーズに限られたとの見方。

【メモ】
☆10年債入札(366回リオープン,CPN 0.2%)落札結果
最低落札価格99円53銭(0.248%)、平均落札価格99円56銭(0.245%)、応札倍率5.74倍(前回3.61倍)。(事前予想価格99円56銭)


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JGBトレーディングフロア(2022年5月9日)

債券相場は超長期債を中心に下落。前週末の米長期金利が一段と上昇した流れを引き継ぎ、売りが優勢だった。日銀の指値オペによって10年債金利が0.25%を下回る水準で推移する一方で、30年債が3月末以来の水準(1.035%)まで上昇し、イールドカーブはスティープ化した。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下1500億円、1-3年4750億円、3-5年4750億円、10-25年超1250億円(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ3.82、1.73、1.85、3.22倍。
☆5-10年(10年364~366回)指値オペ落札額0億円。


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