JGBトレーディングフロア(2025年7月17日)

債券相場は中長期債が上昇。この日の流動性供給入札が、小さいほど入札の好調を示すテール(落札平均利回りと落札最大利回りの差)がゼロとなるなど順調な結果となり、買いが優勢の展開となった。
一方、超長期債は前日の大幅上昇の反動で小幅下落した。参院選後の不透明感もあるため楽観はできないが、仮に与党過半数割れとなっても政権交代、連立政権の作り直し、消費税減税へとつながるには、幾つかの相応に高い政治的ハードルがあり、海外投資家などは与党大敗を材料に「日本売り」を仕掛けるよりも、むしろ押し目買いの機会を見計らっているとの観測もあるようだ。

【メモ】
☆流動性供給入札(433回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.008%、募入平均利回り較差-0.008%、応札倍率3.51倍(前回1.99倍)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年7月16日)

債券相場は超長期債を中心に反発、20日の参院選で与党が過半数を割り込めば拡張的な財政政策に傾くとの懸念から足元で売りが続いたが、この日はその巻き戻しとなった。超長期金利に値ごろ感から買いが入ったようで、米長期金利が時間外取引で低下に転じたことも支援材料になった。
ただ、超長期債は、相対的に流動性が乏しいため値が飛びやすく、金利の低下幅は大きいものの投資家の買いは一部に限られたとの見方。それでも参院選で野党が優勢なことはおおよそ織り込み済みのため、週末までに新しい材料が出なければ超長期債はいったん落ち着く方向に向かうとの声も聞かれた。

【メモ】
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ウィークリーレポート(2025年7月18日)

7月第3週、主要国株式指数は、日経平均が+0.63%、NYダウ▲0.07%、ユーロストックス50▲0.45%といずれも小動きとなりました。

7/20に行われた参院選では与党が敗北、過半数割れの見込みとなったものの、石破首相は続投の意向を示しており、政権交代の機運からの株高とはならなさそうです。また、一方で、財政拡大路線の政党は議席を増やしたものの、減税を実現できるほどの議席数とは言えず、したがって日本版トラス・ショックも無く波乱の無い週明けとなりそうです。

(Bloomberg)参院選で与党大敗、石破首相は続投の意向-政権弱体化で市場不安定に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-20/SZKRPTGQ1YTE00

イベントスケジュールでは月末にかけてFOMC、日銀政策決定会合と金融政策が予定されており、来月にはトランプ関税の発動が始まった4-6月期の決算シーズンとなります。FOMCについては9月の利下げの有無が焦点となっており、7月の会合は特に動意もなく終了しそうであるため、これもまた無風と想定します。
個別銘柄の決算に関しては、関税発動している自動車・鉄鋼などについては、トヨタ株やJFEなど4月の関税ショックの安値水準に近いところに位置しており、こちらもやはり指数レベルではすでに織り込まれているものと思われ、7月後半・8月はいよいよ本格的な夏枯れ相場になりそうな予感です。

ストラテジーとしては日経225オプションのプット売り(ターゲットバイイング)など指数オプション売りがよさそうですが、決算後のIV下落を狙って三菱UFJやトヨタなどのオプション売りポジションもよさそうです。


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JGBトレーディングフロア(2025年7月15日)

債券相場は下落。引き続き参院選の結果と財政拡張に対する警戒感から超長期債を中心に売られ、長期金利指標となる新発10年債利回りも一時約17年ぶりの高水準1.595%を付けた。長期金利が1.6%を上回れば投資家の買いも入る可能性もあるものの、超長期債相場が需給不安と流動性低下で不安定化しているだけに、積極的な動きは期待薄との見方。
20日の参院選に向けて日本国債のVIX指数も上昇が続いており、売り買いともに持ち高調整にとどめておきたいとの声も聞かれた。一方、この日の5年CT債の入札は、発行額も3000億円程度ということもあり無難な結果となった。

【メモ】
☆5年クライメート・トランジション債(3回、CPN1.0%)落札結果
応募者利回り1.098%(発行価格99円53銭)、応札倍率3.98倍(前回3.19倍)、(事前予想利回り1.100%)


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JGBトレーディングフロア(2025年7月14日)

債券相場は大幅下落し、長期金利は急上昇した。参院選での与党の苦戦が伝えられ、財政拡大懸念が強まったほか、米長期金利がインフレ懸念再燃への警戒から上昇したことも売り圧力につながった。新発20年国債利回りは2.625%まで上げて2000年以来の高水準を更新したほか30年や40年も大幅に上昇、10年債利回りも今年3月につけた2008年以来の高水準1.590%に接近した。
財政拡大への警戒に加え、トランプ関税を巡る不透明感からリスクを落とす動きが国内市場にも出ているとの見方。参院選で与党が過半数を取れないと政権の枠組みなど選挙後も不透明感が残り、投資家は積極的に動きにくいとの声も聞かれた。

【メモ】
JNN参院選中盤情勢調査~自公で過半数割れの可能性1週間前より与党に厳しい情勢に…~【参議院選挙2025】(TBS NEWS DIG)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2043173


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